「目が開きにくい」眼瞼下垂…「コンタクトレンズ」も影響?「原因と治療法」を医師が解説

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「目が開きにくい」眼瞼下垂…「コンタクトレンズ」も影響?「原因と治療法」を医師が解説
(※写真はイメージです/PIXTA)

年齢を重ねるごとに、まぶたが開けづらくなってきていませんか? 「開けるとオデコにシワが寄る…」という方もいるのではないでしょうか。まぶたが開けづらいことは、頭痛やストレスの原因にもなります。眼瞼下垂について、東京皮膚のできものと粉瘤クリニック ふるばやし形成外科の古林玄氏が、原因や治療法を詳しく解説していきます。

「治療法」と気になる「美容面」

●挙筋腱膜前転法(または挙筋短縮法)

 

二重のラインに沿って、切開を行い、緩んだ筋肉の付着部を瞼板に縫合します。また余剰皮膚も同時に切除します。

 

眼瞼下垂の主な治療法ですが、眼の印象が変わりやすいため難易度が高くなります。整容面を意識した丁寧なデザインが必要となります。

 

●眉下切開

 

緩んだ皮膚のみを眉毛下で切除します。緩んだ皮膚がなくなるとともに、皮膚の重さがなくなるため、眼が開けやすくなります。

 

傷も時間経過とともに目立たなくなり、挙筋前転法のように眼の印象が大きく変わらないため、軽度の眼瞼下垂であれば、眉下切開を選択することも最近は多くなってきています。

 

●挙筋腱膜前転法+眉下切開

 

眼の周囲は皮膚の薄さが場所により違うため、まぶたの近くだけ皮膚を取りすぎると非常に違和感のある眼になることがあります。そのため、挙筋前転法で眼を開けやすくし、緩んだ皮膚を眉毛下で切除する場合もあります。

実用面だけでなく…重視したい「整容面」

眼瞼下垂の治療により眼が開けやすくなると、頭痛や肩こり・眼の上の陥凹・オデコのシワの改善などが実現できますが、もう一つ大事なポイントは、やはり「整容面」です。

 

二重のラインはたったの1mmズレるだけで顔貌へ大きな影響を及ぼします。整容面を意識せずに手術をすると「眼は開けられるようにはなったものの、満足のいかない顔になってしまった…」ということがあります。

 

美容医療としての整容面を考えた治療が非常に重要です。患者様の眼は非常に多岐にわたるため、それぞれにあったオーダーメイドの治療を考える必要があります。

 

 

古林 玄

大阪梅田形成外科粉瘤クリニック

東京皮膚のできものと粉瘤クリニック ふるばやし形成外科 新宿院

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※本記事は、オンライン診療対応クリニック/病院の検索サイト『イシャチョク』掲載の記事を転載・再編集したものです。