ウイルス性胃腸炎は冬場に流行りやすく、この時期は保育園などで大流行の恐れがあります。また、子どもがウイルス性胃腸炎にかかった際、適切に対処できなければ症状が悪化する危険もあると、小児科医の米田真紀子氏はいいます。ウイルス性胃腸炎に関する正しい知識とともに、もし子どもがウイルス性胃腸炎になった際、気を付けなければならないことをみていきましょう。
看病の際には「感染対策」もしっかりと
ノロウイルスやロタウイルスなど、胃腸炎ウイルスのなかにはアルコール消毒が効かないものもあります。吐物や下痢が共用スペースについた場合には、塩素系の消毒薬(次亜塩素酸ナトリウムなど)を使うほうがいいでしょう。
また、嘔吐・下痢の症状がある子どもはほとんどが感染力を持っていると考えて、タオルやコップの共用を避ける、手洗いを徹底するといった、できる限りの感染対策を行うことが大切です。
米田 真紀子
小児科医
医療法人 啓信会きづ川クリニック
【関連記事】
税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
恐ろしい…銀行が「100万円を定期預金しませんか」と言うワケ
親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】
「儲かるなら自分がやれば?」と投資セミナーで質問すると
京都きづ川病院/きづ川クリニック
小児科医
日本小児科学会専門医/日本アレルギー学会専門医
1981年生まれ。平成19年滋賀医科大学医学部卒。同年4月より滋賀医科大学付属病院にて初期研修の後、同大学小児科学教室入局。平成23年より済生会滋賀県病院勤務の後、平成27年より京都きづ川病院勤務。
その間、3人の子供に恵まれ、育休・産休を取得しつつ、現在はその経験を生かして、患者とその家族の心に寄り添う診療を心がけている。一般診療から小児救急、新生児領域まで幅広い経験を有する。
著者プロフィール詳細
連載記事一覧
連載現役医師が解説!様々な「カラダの不調」への対処法