年金が主な収入源となる老後。足りない分は貯蓄を取り崩すことになりますが、その貯蓄はどのようにして増やしてばいいのでしょうか。さまざまな方法があるなか、FXで老後資金を作ることはできるのか、考えていきます。
40歳貯蓄なしの会社員…FXで「老後資金」を作ることはできるか? ※画像はイメージです/PIXTA

老後の資金を貯めるためには、「節約」か「増収」の2つしか無い

老後の資金に限らず、私たちがお金を貯めるために起こせる行動は大きく分けると2つしかありません。それは「節約」と「増収」のどちらかとなっていて、日本人は質素倹約が得意な民族ということもあり、多くの人が消費を抑えて節約する方法を選ぶことも多いです。

 

これは、海外と比べて日本の企業では本業以外で収入を得ることを禁止しているケースも多く、増収をするのが難しいためとされています。こちらでは、「節約」と「増収」を2つのパートに分けてそれぞれ紹介していきましょう。

 

節約その1:生活の支出の中の変動費を削る

まずは節約カテゴリーの中でも「変動費」に関する項目です。変動費というのは日常生活の中で費用の値が変動しやすいものを指していて、主に買い物やレジャーなどが含まれます。

 

レジャーや旅行などは変動費の最たるものですが、「年に1回の旅行のために貯金を頑張る」というようなモチベーションに繋がることもありますので、削りすぎるのは気をつけてください。

 

買い物に関しては日常生活で使用する食料品や洗濯・お風呂などで使用する一般品に関しては固定費に含んでいるケースもあります。

 

ポイントとしては「絶対に必要なものなのか?」ということを考えることです。

 

その他にも変動費には交際費なども含まれていて、「仕事の帰りに呑み屋で一杯」というようなケースでも、1ヵ月単位で計算してみると結構な金額になっているケースがあります。

 

変動費は「簡単に削れるもの」ではありますが、削りすぎると毎日の生活が窮屈になってしまう恐れもあるので、その点に関しては十分に注意しながら節約をしてください。

 

節約その2:固定費を削るときは慎重に行う

節約カテゴリーの2つ目は「固定費」に関する内容です。固定費というのは家賃や住宅ローン、携帯電話料金や光熱費、通信費や保険料など毎月定額の費用が発生する項目を指します。

 

これらの項目を見直すのは非常に難しく、「料金が安いからプランを変更しよう」と思って行動を起こすと不要なトラブルを招いてしまうこともあります。

 

固定費を節約するメリットとしては、毎月定額の支出を減らすことができるので、節約を実践していても負担を感じずに節約できることです。

 

ただし、必要以上に固定費を削るというのは日常生活のグレードを下げるということにも繋がるので、その点に関しては十分に注意をしてください。

 

増収その1:副業をする

日本人の労働体質から考えると、本業の他に副業を持つということを敬遠される方も多いです。企業としても副業を禁止しているケースもあり、公務員の場合は全面的に副業を禁止しているのが現実です。また、日本の企業は海外に比べると労働時間が長いために副業をすることができないという方も多いでしょう。

 

老後のための資金を仮に2,000万円と定めたとします。

 

そして、年金を収める期間と同じように20歳から60歳までの40年間という期間で副業をしたとすると、週に1万円の収入をアップすることで副業の収入だけで60歳の時点では2,000万円の金額を貯蓄することが可能です。

 

具体的な計算式としては、1年は52週と1日なので1年で52万円を稼いだとします。

 

52万円×40年で2,080万円を稼ぐことができます。

 

週に1万円を副業で稼ぐとなると本業がある状態では難しいように思えるかもしれませんが、やり方次第で本業に影響がない状態で稼ぐことも可能です。

 

増収その2:公務員でもできるFXは増収にオススメ

サラリーマンや本業のある方でもオススメな副業としてはFX投資が挙げられます。ちなみにですが、FX投資は公務員の方でもできる副業となっているので、職種を問わないのもオススメな理由の一つです。

 

会社の規定でFXや株式投資などの副業も禁止しているというようなケースもありますが、本業の業務遂行への影響の有無が副業禁止の基準となっていて、裁判所でもFXに関しては副業を認めるケースがほとんどです。

 

ただし、本業を疎かにしてFX投資にのめり込むような状態になると会社の規定が優先されることもあるので注意が必要です。

 

FXは数千円から始めることもできる投資となっていて、投資金額が少なければマイナスとなってもそれほど痛手にはなりません。

 

経験を積むまでは少額の投資から始めることをオススメします。