「FXで大きく儲けた」という話をよく耳にするためか、FXを始めるには大金が必要と考えている人は結構いるようです。実際のところ「いくら」必要なのでしょうか?
退職金を全額つぎ込み破産する人も…FXはいくらから始めるべきか? ※画像はイメージです/PIXTA

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FXは数千円から始められる…でも資金に余裕があると心にも余裕ができる

――FXを始めるには大量の資金が必要

 

そのように考える人は多く、定年退職した際の退職金をFXに全額投資し破産という例も枚挙にいとまがありません。老後のための資金を増やそうとしたのに、それで破産をしてしまっては意味がないでしょう。一方で、会社員として仕事をしながらコツコツと投資をする人も一定数います。

 

FXを始めるために必要な資金は、一般的に数万円程度だとされています。これは、日本のFX会社に口座を開設した際に利用できるレバレッジの最大倍率が25倍となっているため、「1万通貨分の25分の1=4万円前後」が必要な金額だということです。

 

ちなみに、海外のFX業者だと1,000倍のレバレッジを採用しているケースもあるので、そのような場合には1万通貨分(100万円程度)だとしても1,000円程度で始めることも可能です。しかし、海外の業者を利用して数千円から始めるのはギャンブルを通り越して無謀としか言えませんので今回の話からは除外します。

 

一般的に国内のFX会社を利用する際の最低取引単位は1万通貨からとされていますが、中には1,000通貨単位で取引ができるFX会社も存在します。1,000通貨単位でもレバレッジの倍率は変わらずに25倍となっているので、1万通貨の10分の1(4,000円程度)から始めることができます。

 

また、松井証券やSBI FXトレードなどでは1通貨単位から取引が可能なので、100円もあればFXを始められます。

 

FXには多くの資金が必要だ、と勘違いしている人が多いですが、このように利用するFX会社をキチンと選べば数百円~数千円からFX取引を始めることができます。

 

FXで安定した利益を叩き出すためには、利益額よりも利益率が重要となりますので、取引に慣れるためにも、始めは少額の取引からスタートすることをオススメします。