親にできる「最大の手助け」
しかし、学校に居場所がない彼らから、家庭という居場所すらも奪ってしまうような発言は絶対に控えなければなりません。
自然と湧き出てくる言葉をグッと抑えて、親はあくまでも冷静でいましょう。そして、「学校がつらい」と家にいる彼らを、最初は表面的でもいいので受け入れましょう。完全に受け入れるには親にも準備が必要ですが、少しずつ進めていきましょう。
お子さんには、「学校がつらい」と感じ始めたその日から、学校に行かないと決めるその日まで、いろいろな思いの紆余曲折があったことでしょう。
その過程を否定せずに認め、受け入れ、そして今後の人生を共に考えていく。それこそが親にできる最大の手助けではないでしょうか。
岡田 夕子
ひだまりこころクリニック 名駅エスカ院/五十嵐こころのクリニック 精神科医
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