投資のリスク回避には物件選びが重要
ローンを活用することで初期投資が少なく済むのが不動産投資のメリットです。しかし、あくまでも投資のためリスクもあります。
賃貸投資で最も避けたいリスクは空室です。せっかく物件を購入しても入居者が現れなければ返済だけが発生し家計の大きな負担となってしまいます。これを避けるには、なにより十分な賃貸の需要があるエリアの物件を選ぶことが大切です。
都心の賃貸需要は落ちにくい
不動産専門の情報調査会社東京カンテイによる2021年1月14日付のプレスリリースによると、2020年12月の東京都のマンション賃料は1年前の1平方メートルあたり3,536円から3,690円へと緩やかですが堅実に上昇しています。
コロナウイルス感染拡大とそれに伴う緊急事態宣言により景気の低迷が懸念される状況でも、都心の賃貸需要は大きな落ち込んでいないことが把握できるでしょう。
ただし、都心であっても競合物件の多いエリアもあります。そのため、駅から近いことや部屋が入居者に選ばれやすいリノベーション済みの物件であるなど付加価値を備えた物件を選べばさらに堅実な投資となるはずです。
将来への備えを不動産投資で始めよう
将来の備えはできるだけ早く行っておきたいものです。ただ家族がいる場合は「なかなか自己資金の必要な資産形成は難しい」という人も多いかもしれません。
しかし不動産投資は、融資を受けてはじめることができる資産形成のため「自己資金は最小限で済む」という点が大きな魅力です。
ローンを組むといっても返済原資は家賃収入を充当するため、現在の生活を変えずに投資することができます。
また、万一のときに家族を守る生命保険代わりと老後の年金代わりにもなる安心を手に入れられる点は大きなメリットです。
信頼のおける不動産会社と相談しながら需要のある物件を選び、今後の人生の備えを不動産投資で考えてみてはいかがでしょうか。
山崎 博久
リズム株式会社
アセットコンサルティング事業部長