Q‐Leap株式会社の代表取締役副社長、愛場吉子氏が英語での「問い合わせ・質問」の仕方について解説します。丁寧で分かりやすい尋ね方をすること、その情報が必要な理由をうまく伝えることが重要です。 ※本連載は、書籍『話す英語(実戦力徹底トレーニング)』(アルク)より一部を抜粋・再編集したものです。
「英語で場所を尋ねるとき」Where ~?よりも丁寧なのは…英語での「問い合わせ・質問」方法 (※写真はイメージです/PIXTA)

「感謝・共感」の表現例

④感謝・共感

 

情報提供への感謝や、相手の意見への共感を伝えます。答えてくれた相手を思いやる気持ちを示しましょう。

 

Thank you. ありがとうございます。

 

Thank you so much. どうもありがとうございます。

 

Great! Thanks. 素晴らしい! ありがとうございます。

 

That will be helpful. Thank you. 助かります。ありがとうございます。

 

Thanks for your help. 助けてくれてありがとうございます。

 

OK, thanks a lot. I’ll take a subway then. 分かりました、どうもありがとうございます。では、地下鉄を使います。

 

I really appreciate your input. 情報をいただき、本当に感謝します。

 

Yeah, I feel the same way. ええ、私も同感です。

「問い合わせ・質問」例文をチェック

問い合わせ方の一例を確認しましょう。

 

***************

 

あなた:【①前置き】Hello, I’m sorry to bother you, but【②質問】do you happen to know where Meeting Room B is?【③理由】I’m here to attend a launch event for a new product that’s to be held at 2 p.m.

 

相手:Sure, it’s on the second floor.

 

あなた:【④感謝】Thank you.

 

【訳】

 

あなた:こんにちは。お邪魔してすみませんが、会議室Bがどこにあるか、ひょっとしてご存じですか? 午後2時から始まる新製品発表会に出席するために来たのですが。

 

相手:ええ、それなら2階ですよ。

 

あなた:ありがとうございます。

 

【解説】

 

話題は軽いものですが、相手が取引先の建物で会った見知らぬ人なので、Hello, I’m sorry to bother you, but(こんにちは。お邪魔してすみませんが)という前置きの表現で始め、失礼のないように配慮して話し掛けています。もう少し単純な表現のExcuse me, but(すみませんが)で始めてもOKです。

 

詳細はコチラ>>

 

質問自体も、Where is Meeting Room B? と疑問詞を使って直接的に尋ねるのはなく、間接疑問文を使い、Do you happen to know ~ ?(ひょっとして~をご存じですか?)の形で尋ねることで、遠慮や丁寧さを表現しています。このように、見知らぬ人に時間を割いてもらい、何か教えてもらうようなときは、普段より丁寧な姿勢を心掛けましょう。

 

 

愛場 吉子

Q‐Leap株式会社 代表取締役副社長