食物アレルギーを疑ったら、まずは専門医に相談
乳児や小さい子供の場合は、疑わしい食品を摂取することで強いアレルギー症状が出てしまい、危険を伴うことがあるため、外来では「離乳食が始まるまでに検査しておきたい」や「きょうだいが食物アレルギーなので心配で」といった、アレルギーの血液検査を希望する保護者が時折来ます。
ただ、その子自体に食物アレルギーのリスクがない場合には、検査をお断りしています。
決して検査が面倒くさいのではなく、「症状が出てから血液検査をして食物アレルギーと診断する、ということが大前提なので、血液検査が陽性だからといって、必ずしも食物アレルギーであるとは言えない」ということをしっかり説明するようにしています。
このように、食物アレルギーの診断は、一筋縄ではいかない場合も多く、さらに確定診断されるとその後のフォローアップも比較的長期にわたることが多いです。
もしも我が子が食物アレルギーかな? と思うようなことがあったら、まずは専門医に相談するのが一番です。
米田 真紀子
小児科医
医療法人 啓信会きづ川クリニック
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】
■恐ろしい…銀行が「100万円を定期預金しませんか」と言うワケ
■47都道府県「NHK受信料不払いランキング」東京・大阪・沖縄がワーストを爆走