(※写真はイメージです/PIXTA)

重大な合併症につながることのある糖尿病。症状を抑えるためには、早期治療・早期発見が重要です。めじろ内科クリニックの久野伸夫先生が「糖尿病」の症状や治療法について解説します。

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のどが渇く、頻繁にトイレに行きたくなる…もしかして糖尿病かも

この1~2ヵ月、のどが渇くしおしっこも近い、体もだるくて重たい気がする、普段通り食事をとっているのに体重が減ってきた。これらの症状が出た場合、糖尿病であると考えられます。

 

糖尿病は血糖値を下げるインスリンというホルモンの不足から起こる病気です。インスリン不足で血糖値が上がると、血液中の糖分(ブドウ糖)を薄めたくて体中から水分を血管内に集めてきます。そのため、体は脱水状態となり、のどが渇くのです。

 

のどが渇く症状が出始めると、たくさん水分を飲むようになります。体は血液中の過剰な糖分をおしっこで出そうとしてたくさん作るため、頻繁にトイレに行きたくなるのです。

 

インスリンは人の細胞の活動エネルギーである糖分を個々の細胞内に取り込む働きをしています。インスリンの不足で細胞は糖分が取り込めず、代わりに脂肪を分解してエネルギーにするため、内臓や皮下の脂肪が消費され痩せていくのです。

糖尿病がわかるきっかけは

糖尿病の多くは人間ドックを含めた健康診断で発見されます。しかし、健康診断の対象でない方や健康診断を受けない方などは、のどの渇き、頻尿、体重減少で受診され、発覚する場合が多いです。

 

あまりの高血糖で意識をなくし救急搬送されて糖尿病が発見される方もいます。意識回復後の話では、のどの渇きを潤すためにお水やお茶ではなく、ますます血糖値を上げてしまう糖分の入ったジュースやスポーツドリンクを飲んでいたとのことでした。

 

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※本記事は、最先端の「自分磨き」を提供するウェルネスメディア『KARADAs』から転載したものです。