「アクティブファンド特集」を見る
100本以上ある「ESGファンド」の実態
ここ1〜2年、日本でもちょっとしたESGブームが到来しています。SDGs(持続可能な開発目標)への関心の広がりに合わせる形で、ESG関連投資への資金流入が続いています。名前にESG要素の入った国内のファンドの数は足元100本以上に増えています。実体を伴わない名ばかりの「ESGファンド」の存在が、近年国内外で問題視されるようになっています。
日本でもこうした「ESGファンド」を排除するため、金融庁は運用会社やファンドの評価機関への対応を強化し、投資家に向けた情報開示を促すルール作りを進めているようです。
そもそもESG投資とは、環境(Environment)、社会(Social)、企業統治(Governance)という3つの視点の非財務情報を考慮して行う投資のことです。従来の財務情報だけでなく、企業文化や経営力やステークホルダー(企業の利害関係者)との対話など、数値化しにくい非財務情報をも活用するという考え方です。
「コモンズ投信」はなぜ設立されたのか?
最近のブーム、名ばかりESG投資も散見される中、企業理念にSDGsを取り入れESG投資を創業以来実践している運用会社があります。2008年秋、100年に一度の金融危機とも言われたリーマンショック直後に設立された独立系運用会社の「コモンズ投信」です。
日本株式を運用するコモンズ投信の運用哲学、厳選投資されたファンドを例に「本当のESG投資」とは何か?考えてみましょう。
コモンズ投信の社名の由来は、『コモン・グラウンド』(共有地)。
長期投資に共感した人たちが寄り集まれる場所として、設立されました。
時代の転換点、30個のドットで構成されたコモンズ投信のロゴには、
親子が手を携え、こどもたちの時代をより良い社会にしていく
持続可能な社会を創ろう。そんな想いが詰まっています。
コモンズ投信を設立した理由がユニークで、当時、本当に買いたい投資信託がなかったので、「それなら自分達で作ろう」と創設者の澁澤会長と伊井社長が意気投合して始まったそうです。
「一人ひとりの未来を信じる力を合わせて、次の時代をともに拓く」
”投資とは未来を信じる力″がコモンズ投信のMISSION(社会におけるコモンズのありかた)です。