オードリー・タンの母、李雅卿氏が創設した学校「種子学苑」。子どもたちは、何を学び、いつ休むかを自分で決める自主学習を行います。ここでは、学苑に通う生徒の保護者から寄せられた悩み・質問に、同氏が答えていきます。 ※本連載は書籍『子どもを伸ばす接し方』(KADOKAWA)より一部を抜粋・編集したものです。
「うちの子は友達に好かれていない?」母の悩みを教師がズバリ解説 ※画像はイメージです/PIXTA

「人に好かれない子」の多くがもつ特徴

この数年間、この学校で同じような子どもを見てきました。人に好かれない子の多くは、自分の利益しか目に入らず、人の話を聞かない子。誰に対しても何に対しても打算的な子。すぐに人のものを取る子。他人の悲しみや痛みに鈍感な子。あるいは自分をアピールすることしか頭にない子でした。

 

こういう子にとって、友達を作るのは簡単ではありません。

 

子育てと学校作りに格闘した教育者が自らも悩んだ数々の質問に答えます!

友達とは、お互いを信頼し、認め合い、共有し、助け合うものです。こうした関係を築くのが得意ではなく、友達が一人しかいないという子もいれば、誰とでもこの関係を築けるので、友達がたくさんいるという子もいます。これが人に好かれる子とそうでない子の違いです。

 

学苑では、社会性をはぐくみ、人と人が関わる中でよく見られる感情や考えについて学ぶため、人形劇を取り入れることがあります。お母さんも家でやってみてください。きっと博博の役に立つはずですよ。

 

 

李 雅卿(リー・ヤーチン)

種子学苑 創立者