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ポイントは、会社に対して何を提供できるかということです。ポイントは、「役割力」です。ビッグプロジェクトに関わったということ自体は、実は大きなアピールポイントではありません。
例えば、Suicaの開発に関わった人は何千人、オリンピックの仕事に関わった人は何万人いると言われます。そういう規模感の中では、企画をしたのか、地道に営業をして新規顧客を開拓したのかなど全体のプロジェクトの中でどんな役割を担ったのか、具体的な動きが何かが問われます。
全社の社員総会を企画しました。会の狙いや目的を企画書にまとめ、経営企画室に提案し、予算の承認をとりました。会の目玉である表彰を盛り上げるべく、動画制作会社のコンペを行い、経営陣を巻き込んで作り上げました。結果、会の前後でメンバーの結束力は高まったように感じております。
このように、あくまでも、「動き」です。面接官はどんなすごい成果かということにこだわっているわけではないということです。成果に関しては、こちらで完全にコントロールできるものではありません。だから、行動目標の部分をちゃんとできたかが知りたいのです。
これは、会社としてやりたいことがあるときに、本人が全体像を把握し、それを実現するために大事な行動を見極め、動くことができるかということです。
営業とバックオフィスがありまして、私はバックオフィスをやっています。営業が持ってきた案件を精査して、彼らの時間が無駄にならないようにサポートしています。
だと、役割力が明確なので、仮にポジションが変わっても全体像を把握して動いてくれるだろうなという想像ができます。