画面に映す色で、自分の印象もコントロールできる!
●目的に合わせて「モニターに映す色」をチョイス
オンラインのやりとりでは、相手に伝わる要素が少なくなります。ということは、絞られた要素の中に自分が伝えたいメッセージをこめれば、それが届きやすいということでもあります。つまり、伝える要素をコントロールしやすいのです。ビデオ通話では着る服の色や、画面の背景カラーを利用して、自分の印象や場の空気をコントロールしてみましょう。背景のカラーはある程度自由に選べることが多いので、オンラインではぜひ駆使したいテクニックです。
背景に奇抜なビジュアルを選ぶ人は、服装と同じで、個性的な人、またはそう見られたい人。これはすでにおわかりでしょう。新しいアイデアを出そうという時などは、ちょっと変わった背景を選ぶのもおすすめです。
オンラインの会議では、自分がどんな役割を果たすべきかで背景の色を考えてみましょう。会議をリードする役目であれば、情熱を感じさせる赤などで、参加者の積極性ややる気を喚起します。自分から頼みたいこと、みんなの判断を仰ぎたい、場をまとめたいというような時は、冷静さや知的さをイメージさせる青系がおすすめです。
参加者の様子がわからないような時は、無難な白や淡い色もいいでしょう。場を引き締めたい時は、厳かなイメージの黒を活用してみてください。緑系は、ナチュラルさや健康、希望などをイメージさせます。協調性や安定感をアピールしたければ茶系を、感情を刺激したい時はパープル系のカラーを取り入れてみましょう。
●背景でイメージ付けするならさりげなく、服装は色・デザインをシンプルに
心理学的にカラーを活用するのであれば、服装と背景の組み合わせにもこだわりたいところです。背景のカラーでイメージづけを狙うのであれば、服装はシンプルなデザイン、白系や淡い色合いを選びます。背景のカラーで伝えたいことと服装のイメージが違いすぎると、どちらも活かされません。
できればカラーテクニックは背景にさりげなく置き、服装は色、デザインともにシンプルに、主張しすぎない、背景をじゃましないものというのがバランスいいでしょう。
また、いつも会っている時の通りのイメージか、ガラリと雰囲気が変わっているかというのも、相手に印象付ける手段のひとつです。相手に安心感を与え、安定感を感じさせたいのであれば、普段のイメージに揃えます。斬新な感覚や意外性を感じさせたければ、普段は用いないようなカラーを選んでみては。「意外性」のアピール力は強いので、新しいアイデアなどが出やすくなるかもしれません。
色彩心理学を使って仕事を成功させる!
赤
タイトルや図版に赤色
赤は交感神経を刺激し見る人の注意を引き付ける色。プレゼンや会議の資料の冒頭で使うと効果的。また、やる気を出したい時は赤色のグッズを身につけるとよい。
青
青色シャツで清潔感をPR
安心感を与える青色。資料では最後の方に使うと効果的。また、寒色系の色はクールな気分になるので、デスクまわりを青に統一すると片付けたい気持ちになる。
黄
黄色の付箋で「早く終わらせよう」という気分に
黄色は注意を促す色なので、TODOリストは黄色の付箋にすると、落ち着かなくなり、早く剥がしたい(早く処理しよう)という気持ちになる。
◆大人のブラック心理テク◆
画面の中のカラーで印象を操作する