株価が上限まで上昇する「ストップ高」、下限まで下落する「ストップ安」。このような事態に直面した時、どうすればいいのか。投資家としての心構えを見ていきます。
※画像はイメージです/PIXTA
「ストップ高の翌日にまた上がる」と思い込まない
また、ストップ高が起きた際に、「値幅制限があるからここで止まった。本当はもっと上がる」などと単純に思い込まないことも、重要だといえます。
前述のとおり株価というのは、買いが買いを呼んで急上昇することがあります。そしてそれは、予想不可能な場合もあるのです。
現実的にストップ高銘柄というのは、翌日にまた上昇したりストップ高になったりする場合もありますし、逆に翌日には急落する場合もあります。ですから、「なぜ上がったのか」「その原因は翌日も継続するのか」をしっかり考え、翌日にまた上がると思い込まないことが重要ではないでしょうか。
■まとめ
1日で最大50%の値動きは自己責任
市場の混乱防止と投資家保護のための値幅制限ですが、それでも最大で上下50%が制限値幅となっています。
したがって、その範囲内でのリスクは、投資家が自ら背負わなければなりません。そのためには、一日でそこまで株価が下がり得ることを想定すること、ストップ高銘柄が翌日にまた上がると思い込まないことが、重要ではないでしょうか。