1. 先週の市場動向
先週の市場の振り返り
<株式>
主要株式市場はおおむね下落しました。米国株式市場は、米国がヒューストンの中国総領事館の閉鎖を命令し、中国政府も成都の米総領事館の閉鎖を前週に要請したことで、米中対立激化が懸念されたほか、新型コロナウイルスの感染拡大が続き経済活動正常化の遅れも懸念されました。一方で追加経済対策やワクチン開発への期待などは下支え要因となりました。NYダウは週間では0.16%下落しました。日本株式市場は、為替市場でドル安・円高が進行したことや、新型コロナウイルスの国内感染が全国的に広がったこと、4-6月期決算発表で主力株の一部が想定を下回ったことなどから日経平均株価は4.58%下落しました。欧州株式市場は、米国やドイツの軟調な経済指標や米中対立激化懸念などから下落しました。DAX指数は4.09%、FTSE100は3.69%下落しました。中国株式市場は、市場予想を上回る強い製造業PMIの発表などを受け、景気の先行きに対する懸念が後退し、上海総合指数は3.54%上昇しました。香港ハンセン指数は0.45%下落しました。
<リート>
グローバル・リートは欧米での長期金利低下などを好感して3.39%上昇しました。
<債券>
主要国の債券利回りはおおむね低下しました。米国の長期金利は、米連邦公開市場委員会(FOMC)で緩和政策の継続が表明された他、米4-6月期GDP速報値が過去最大の減少となり0.061%低下しました。独英の長期金利も低下しました。
<為替>
円相場は対ドルでは、FOMCで緩和政策の継続が表明され、米4-6月期GDP速報値が前期比年率▲32.9%だったことなどから、一時104円前半まで上昇し、週間では0.29%の上昇となりました。対ユーロでは0.85%の下落となりました。
<商品>
原油価格は、新型コロナウイルスの感染再拡大による原油需要の減少懸念などから、2.47%下落しました。
2. 先週のアジア・オセアニア株式・リート市場
3. 先週のメキシコペソ市場
4. 先週のブラジルレアル市場
5. 今週の主な注目材料
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2020年7月27日~7月31日のマーケットの振り返り』を参照)。
(2020年8月3日)
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