1. 先週の市場動向
先週の市場の振り返り
<株式>
米国株式市場は、米中通商交渉の進展期待や米雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予測を上回り、景気が拡大に向かうとの期待から景気敏感株中心に買いが入りました。S&P500とナスダック総合指数が史上最高値を更新し、NYダウ平均も最高値に接近しました。週間ではNYダウは1.44%上昇しました。日本株式市場は、米中通商交渉の進展期待や米国株の堅調などを好感して上昇しましたが、円安の一服や高値警戒感などから伸び悩みました。週間では日経平均株価は0.22%上昇しました。欧州株式市場では、米雇用統計が市場予測を上回ったことなどが好感され、ドイツDAX指数は0.52%上昇、一方、FTSE100指数はエネルギー株の下落などから0.30%下落しました。中国株式市場では、米中通商交渉の進展期待や10月の中国財新PMI製造業指数が市場予想を上回ったことなどを受け、上海総合指数は0.11%、香港ハンセン指数は1.63%上昇しました。
<リート>
グローバル・リートは、欧米の長期金利の低下などを受け0.28%上昇しました。
<債券>
米国の10年国債利回りは、米連邦準備制度理事会(FRB)パウエル議長の会見を受け、緩和的金融政策の長期化見通しが強まり、0.084%低下しました。日本、ドイツ、英国の10年国債利回りも低下しました。
<為替>
円は対米ドルでは、米連邦公開市場委員会(FOMC)で予想通り利下げが決定されたのに対し、日銀金融政策決定会合で追加の金融緩和がなかったことを受け、0.44%上昇しました。対ユーロでは0.32%下落しました。
<商品>
原油価格は、米エネルギー情報局の週報で原油在庫が市場予想を上回ったことなどを受け0.81%下落しました。
2. 先週のアジア・オセアニア株式・リート市場
3. 先週のメキシコペソ市場
4. 先週のブラジルレアル市場
5. 今週の主な注目材料
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2019年10月28日~11月1日のマーケットの振り返り』を参照)。
(2019年11月5日)
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