1. 先週の市場動向
先週の市場の振り返り
<株式>
主要国の株式市場は下落しました。米国株式市場は、9月の米企業の景況指数などが大幅に悪化したことで、景気後退懸念から大きく下落しましたが、週末の9月雇用統計が強弱まちまちとなったことで過度な景気後退懸念が和らぐと同時に利下げ期待も続き反発しました。NYダウは週間では0.92%下落しました。日本株式市場は米経済指標が弱い内容となり、米景気後退懸念などを嫌気して週間では日経平均株価は2.14%下落しました。欧州株式市場では、欧米の経済指標が悪化したことに加えて、米国の対EU報復関税が世界貿易機関(WTO)で承認されたことが嫌気され、ドイツDAX指数は2.97%、FTSE100指数は3.65%下落しました。中国株式市場では、米トランプ政権が株価指数への中国株の組み入れ制限を検討していると伝わったことなどが嫌気され、上海総合指数は0.92%、香港ハンセン指数は0.52%下落しました。
<リート>
グローバル・リートは、欧米の長期金利低下などを受けて0.33%上昇しました。
<債券>
米国の10年国債利回りは、企業の景況指数が大幅に悪化したことなどを受けて0.151%低下しました。ドイツ、英国の10年国債利回りも低下しました。日本の10年国債利回りは日銀の国債買オペの減額を受け上昇しました。
<為替>
円は対米ドルでは、米国景気指標の悪化や米長期金利の低下などを受けて、0.91%上昇しました。対ユーロでは、欧州の景気指標の悪化を受けて0.61%上昇しました。
<商品>
原油価格は、サウジの石油施設の生産回復報道などを受けて5.54%下落しました。
2. 先週のアジア・オセアニア株式・リート市場
3. 先週のマーケット・デイリー/ウィークリー
☆10/1 豪州は0.25%利下げで過去最低金利を更新
経済は持ち直しも、利下げ観測は豪ドルの重石に
☆10/4 吉川レポート(2019年10月)
貿易摩擦下のマネーフローと長期金利
4. 今週の主な注目材料
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2019年9月30日~10月4日のマーケットの振り返り』を参照)。
(2019年10月7日)
先週の注目の「マーケット・デイリー」
2019年10月4日 吉川レポート(2019年10月)
2019年10月1日 豪州は0.25%利下げで過去最低金利を更新
先週の「マーケット・ウィークリー」
2019年9月30日 先週のマーケットの振り返り(2019/23/9-9/27)
先月の「マーケット・マンスリー」
2019年10月3日 先月のマーケットの振り返り(2019年9月)
先週の注目の「マーケット・キーワード」
2019年10月2日 『日銀短観』、大企業製造業が3期連続悪化