先週の市場の振り返り
<株式>
米国株式市場は、高値警戒感に加えて、米中通商交渉の先行き不透明感が嫌気されたことや、中東での地政学的リスクの高まりなどを受け、NYダウは週間で0.65%下落しました。日本株式市場は、週末に参院選を控え不安定な動きとなり、日経平均株価は取引時間中に一時21,000円を下回る局面もありました。ただ週末には半導体関連株などを中心に400円超上昇した結果、日経平均株価は週間で1.01%下落となりました。欧州株式市場は、米中通商交渉の先行き不透明感などが嫌気されドイツDAX指数が0.51%下落、FTSE100指数はほぼ横ばいとなりました。中国株式市場は、中国政府の景気対策への期待などから香港ハンセン指数は1.03%上昇しました。上海総合指数は0.22%下落しました。
<リート>
グローバル・リートは、高値警戒感や米国株安などを受けて1.45%下落しました。
<債券>
米国の10年国債利回りは、中国の4-6月期のGDPが前四半期比低調な内容となったことや、欧州中央銀行(ECB)の政策金利の引き下げ期待などから0.067%低下しました。ドイツ、英国の10年国債利回りも同様の要因などにより低下しました。
<為替>
円は対ユーロでは、軟調なドイツ経済指標やECB理事会での政策金利の引き下げ期待などを背景に0.62%上昇しました。対米ドルでは0.19%上昇しました。
<商品>
原油価格は、米石油製品在庫の増加などにより7.61%下落しました。
株式(前週比)
リート(先週比)
10年国債利回り(前週差)
為替(前週比)
(2019年7月22日)