(※写真はイメージです/PIXTA)

人口減少基調にある日本。人口が集中する首都圏においても例外ではありません。そのようななか、今後、どこが投資エリアとして有望なのでしょうか。不動産投資の検討において重要な要素のひとつ「人口」と、その背景にある「街の定住性」に注目をして考察していきます。今回注目するのは、ビッグターミナル「大宮」への抜群のアクセス性と、歴史・自然が調和した住環境を兼ね備えた東武アーバンパークライン(東武野田線)の主要駅「岩槻」駅です。

好立地のハイクオリティアパートで 安定的な不動産投資を―ハウスリンクホーム

埼玉の巨大ターミナル「大宮」へ約8分、城下町の風情と現代の利便性が融合する街

埼玉県さいたま市岩槻区の中心に位置する「岩槻」駅は、東武鉄道野田線(東武アーバンパークライン)が乗り入れる、交通利便性と豊かな住環境を兼ね備えたエリアです。東武アーバンパークラインの急行停車駅であり、埼玉県内最大級のビッグターミナルである「大宮」駅まで急行利用でわずか約8分(普通列車でも約10〜12分)というスピーディなアクセス力を誇ります。

 

大宮駅からはJR京浜東北線、埼京線、上野東京ライン、湘南新宿ライン、新幹線など多数の路線にスムーズに乗り換えが可能です。これにより、「池袋」駅や「新宿」駅、「東京」駅といった都心の主要ビジネス街や繁華街へも40〜50分圏内で快適にアクセスできます。大宮中心部に比べてリーズナブルな家賃帯を維持しながら、東京都心や県内主要エリアへの移動のしやすさを享受できる点は、仕事や学業に忙しい単身者層にとって魅力的なポイントです。

 

駅周辺は日常の暮らしを支える商業施設が集積しています。駅東口直結の複合商業施設「WATSU(ワッツ)」内には、大型スーパー「マルエツ」をはじめ、各種ショップや飲食店、さらには「さいたま市岩槻区役所」が入居しており、買い出しから行政手続きまでを駅前で完結できる優れた利便性を備えています。周辺にはコンビニエンスストアやドラッグストアも点在し、忙しい一人暮らしの社会人や学生の“たいぱ”を重視した生活スタイルを強力にサポートします。

 

また、岩槻エリアは安定した単身需要を支える文教・医療の拠点としての側面も持ち合わせています。駅周辺や沿線には「目白大学岩槻キャンパス」をはじめとする教育機関が存在し、年間を通じて学生の賃貸ニーズが根強く存在します。さらに、周辺には大型医療機関やリハビリ施設も充実しており、そこに勤務する単身の医療・福祉従事者の居住需要も堅調です。

 

都会的な利便性を享受できる一方で、歴史と豊かな自然が身近にあることも岩槻ならではの大きな強みです。かつて城下町や人形の街として栄えた風情が今も残り、駅から少し歩けば「岩槻城址公園」や「元荒川」沿いの桜並木など、四季の移ろいを感じられる穏やかな空間が広がります。都会の喧騒を離れ、落ち着いた環境でリフレッシュしたい単身者にとって、満足度の高い住環境が整っています。

 

大宮への圧倒的なアクセス力と、充実した生活利便性、そして学生や社会人を引きつける豊かな住環境が見事に調和する岩槻駅エリア。高い居住満足度と安定した需要を背景に、今後も単身者層から選ばれ続ける、将来性に満ちた有望な投資エリアといえるでしょう。

安定した人口基盤と「単身世帯」の旺盛な需要

 

 

優れた交通利便性と落ち着いた住環境を兼ね備えた「岩槻」駅周辺。では、不動産投資、特に単身者向け物件の投資エリアとしての実力はどうなのでしょうか。実際のデータから、その高いポテンシャルを紐解いていきます。

 

「岩槻」駅が属するさいたま市岩槻区の総人口は、令和7年国勢調査の速報値で11万0,514人。5年前調査から1,301人減となったものの、首都圏でも人口減が目立つなか、安定して推移しているといえるでしょう。一方で世帯数は4万7,727世帯で、5年前調査と比べて1,363世帯増となっています。人口減を記録していながら、世帯数増を記録していることから、単身者層がさらに増えていることが考えられます。

 

岩槻エリアの大きな特徴として挙げられるのが、単身者の需要層が非常に多層的である点です。都心やビッグターミナル「大宮」へ通勤する若手ビジネスパーソンのベッドタウンとしての役割はもちろんのこと、駅周辺には「目白大学岩槻キャンパス」をはじめとする教育機関や、大型の総合病院・医療福祉施設が集積しています。これにより、都心通勤者だけでなく、「学生層」や「医療・福祉従事者」という手堅い賃貸需要が年間を通じて絶え間なく発生する構造が形成されています。

 

岩槻区の昼夜間人口比率は約102.3%(令和2年国勢調査)と、さいたま市内でも高水準を維持しています。周辺のベッドタウンとしての機能に加え、区内に大学や医療機関、工業団地などの就業・通学先が充実していることがその要因です。また、主な流出先(通勤・通学先)としては、東武アーバンパークラインで直通約8分の「さいたま市大宮区」が大きな割合を占め、さらにそこからJR線を経由して東京都心の主要ビジネスエリアへと広がっています。

 

続いて、岩槻駅周辺の単身者向け物件の家賃相場を見ていきましょう。大手住宅検索サイト3社の家賃データを基に算出すると、ワンルームで5万円を下回り、1Kでは5.5万万円。1LDKでも7万円台となっています。

 

出所:2026年7月20日時点大手不動産ポータルサイト3社データを基に作成
【図表1】「岩槻」駅周辺の家賃相場出所:2026年7月20日時点大手不動産ポータルサイト3社データを基に作成

 

隣接する大宮駅周辺の1K相場が7万〜8万円台に達するのに対し、急行で約8分という好立地にありながら5万〜6万円台で借りられる岩槻駅周辺は、借り手にとってコストパフォーマンスが高いエリアといえるでしょう。

 

厚生労働省『令和7年賃金構造基本統計調査』によると、20代前半の平均月収は24.28万円。「岩槻」駅周辺であれば、広めの1LDKでも月収の3分の1以内に家賃を抑えることができます。交通利便性を確保しつつ、固定費は抑えたいとする若手社会人や学生のニーズに十分こたえることのできるエリアといえそうです。

 

今後の「岩槻」駅周辺をみていきましょう。2025年→2045年の人口予測をメッシュ表示したものでみていくと、人口減を示す寒色系が目立つなか、駅西口は人口増を示す暖色系が広がります。「岩槻」駅西口は、2016年に開設された比較的新しい出口で、開発が進んでいるエリアです。その効果により、今後人口減が目立つ中でも人口増が期待されているようです。

 

出所:国土交通省「将来人口推計データ」
【図表2】岩槻駅周辺の将来人口推計メッシュマップ出所:国土交通省「将来人口推計データ」

 

また中長期的な視点においても、岩槻駅周辺はさいたま市の「副都心」的役割を担う重要な拠点として、まちづくりや駅前再開発が進められています。「大宮」駅への抜群のアクセス力、商業機能の集積、そして大学や医療機関が支える多層的な単身ニーズが融合した岩槻駅周辺は、中長期にわたって安定した賃貸需要が見込める息の長い投資エリアです。
単身者向けアパート経営において、「安定した入居率」と「安心感のある運用」を求める投資家にとって、東武アーバンパークライン「岩槻」駅エリアは、まさに隠れた好立地として力強い選択肢となるでしょう。

※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の投資の成果や将来の収益を保証するものではありません。不動産投資には空室や金利変動、価格下落などの各種リスクが伴います。最終的な投資判断はご自身の責任において行ってください。