銘柄によって値動きが異なる「アンティーク・コイン投資」の奥深さ…〈古代コイン〉が“値下がりしにくい資産”とされる理由【コイン収集歴50年のFPが解説】

銘柄によって値動きが異なる「アンティーク・コイン投資」の奥深さ…〈古代コイン〉が“値下がりしにくい資産”とされる理由【コイン収集歴50年のFPが解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

アンティーク・コイン投資は、コインの種類によって値動きの特性が異なります。なかでも「古代コイン」は、特定の国に依存しない性質や、世界共通の文化遺産としての普遍性を持つことから、値動きが比較的安定しやすい資産とされています。本記事では、田中徹郎氏の著書『資産運用の視点からみた 決定版 アンティーク・コイン投資のすべて』より一部を抜粋・再編集し、古代コインが値下がりしにくい理由を解説します。

「古代コイン」の相場はジミだが、ジワジワと値上がりしている

世界で初めて丸く生成された金属コインを使い始めたのは、今のトルコにあったリュディア王国(もしくはリディア王国、紀元前7世紀から同547年)の時代です。

 

図表1が、リュディアで使われていた代表的なコインです。直径が1センチほどと小さいものなので、右端の写真は2倍に拡大して掲載しています。

 

(図表1)古代リュディアの1/3スターテル、紀元前6世紀ごろ(左二つは現物を2倍に拡大、右端は3倍にそれぞれ拡大)

 

この金貨の現在の相場帯は、NGC社の鑑定評価AUクラスで100万〜120万円ほど、同XFクラスで80万〜100万円ほどといったところです(※)。

(※)NGC(Numismatic Guaranty Company):コインの真正性・保存状態を国際基準で評価する米国の大手第三者鑑定機関。保存状態は「MS>AU>XF>VF」の順に高評価となる。

 

この銘柄に限らず、古代ギリシャ・ローマや古代オリエントのコイン相場はジワジワと値上がり中です。

 

(図表2) 紀元前6世紀のオリエント

 

ただし、世界のコイン相場を俯瞰してみると、たとえば近年値上がりしたウナ・ライオン5ポンドや、ゴシック・クラウンなどに比べると随分ジミですし、数年前に急騰した中国コインやイギリスの現代コインなどと比べてもおとなしい値動きです。

次ページ古代コインが「値下がりしにくい」理由とは?

※本連載は、田中徹郎氏の著書『資産運用の視点からみた 決定版 アンティーク・コイン投資のすべて』(日本実業出版社)より一部を抜粋・再編集したものです。

資産運用の視点からみた 決定版 アンティーク・コイン投資のすべて

資産運用の視点からみた 決定版 アンティーク・コイン投資のすべて

田中 徹郎

日本実業出版社

一つのカゴに卵を盛るな――これは投資の基本である。資産を増やすためには、株や債券などへの投資が一般的だが、これらペーパーアセットには激しい価格変動がある。古くはバブルの崩壊やリーマン・ショックなど、株式投資で大…

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