「将来の備え」として不可欠な生命保険ですが、一歩間違えれば家計を圧迫する最大の固定費になりかねません。特に20代・30代の独身層は、ライフステージに見合わない過剰な保障や、勢いに押された契約で後悔するケースも……。実例をみていきましょう。
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保険加入を迷ったときは「内容と負担額」を見極めて
生命保険文化センターの「生活保障に関する調査」(2025年度)によると、生命保険に加入している人は、全体で80.0%、男性では78.2%、女性では81.5%となっています。多くの人が生命保険に加入する一方で、一般に、保険料は家計のなかで「固定費」として負担が重くなりやすく、手取りに対して数万円規模になると負担感が大きくなります。月収42万円の場合、手取りは33〜34万円前後ですから、月3万円の保険料は生活費のなかでもかなり大きな割合を占めます。
また掛け捨て保険は、本来「子が成人するまで」など、大きな保障を安く確保したい期間に活用するものです。20代独身であれば、まずは公的な高額療養費制度を理解したうえで、不足する分を民間の医療保険や、貯蓄性のある商品で補うのがセオリーです。
「あのときは納得したけれど、あとから不安になった」そんなときは、迷わず「クーリング・オフ」や、契約内容の「減額・見直し」を検討すべきです。契約は義理でするものでも、その場の雰囲気でするものでもありません。自分にとって本当に必要な保障額を、第三者の視点も交えて冷静に算定し直すことが、結果として自分自身の資産を守ることに繋がります。