久しぶりの実家への帰省。懐かしさを感じる一方で、配偶者が抱く違和感にハッとした経験はないでしょうか。特に、親世代との感覚のズレは表面化しにくいものの、深刻なストレス源となり得ます。ある夫が風呂場で直面した衝撃的な体験をみていきます。
「このタオル、雑巾ですか?」築40年の義実家に初帰省した38歳夫、風呂場で絶叫……妻が青ざめた「実家の惨状」 (※写真はイメージです/PIXTA)

高まる「帰省ストレス」と「帰省じまい」の背景

美咲さん・健太さんのケースのように、配偶者の実家への帰省に強いストレスを感じるケースは少なくありません。

 

株式会社ビズヒッツが実家に帰りたくないと感じることがある男女500人に「実家に帰りたくない理由」についてアンケート調査を行ったところ、トップは「親が口うるさい」で21.2%。「会話を面倒に感じる」「実家が遠い」「地元の知り合いに会いたくない」と続き、同率5位には「家が汚い」がランクインしました。

 

▼「家が汚いから実家に帰りたくない」……回答者の声

・物が散らかっていて掃除もおろそかなので、汚いと感じる(20代 女性)

・家の中が埃っぽく、くしゃみがよく出るから(30代 男性)

・家が古くてぼろく、トイレが汚い(40代 男性)

 

近年、話題になっている「帰省じまい」という言葉。高齢になった親が子どもたちの受け入れをやめることのほか、子ども世代が「無理をしてまで実家に泊まらない」という選択をすることも、そのひとつ。かつては「盆暮れ正月は実家に泊まるもの」という不文律がありましたが、ライフスタイルの多様化や衛生観念の違いにより、その常識は崩れつつあります。

 

無理な帰省は、夫婦喧嘩の火種になるだけでなく、実家の親との関係悪化すら招きかねません。

 

「せっかくの休みだからこそ、互いにストレスのない方法を選ぶ」

 

ホテル泊の活用や、滞在時間を短くするといった「形式にとらわれない帰省」こそが、令和の時代の新しい親孝行の形なのかもしれません。

 

[参考資料]

株式会社ビズヒッツ『実家に帰りたくない理由に関する意識調査』

 

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