(※写真はイメージです/PIXTA)
高収入だからこそ「お金の価値観」には厳しい
人生を共にするうえで、金銭感覚の一致は避けて通れないテーマです。彼らが「この人との結婚は考えられない」と感じる女性のお金の使い方が、アンケートで明らかになりました。
最も多く挙げられたのは、「身の丈に合わないブランド品を欲しがる」「衝動買いが多い」といった計画性のなさ。また、「将来の貯蓄や投資にまったく興味がない」という無頓着さも、将来への不安要素と見なされるようです。特に、「お金を持っている男性が奢って当然」という態度には、感謝の気持ちの欠如を感じ、強い拒否感を示す意見が目立ちました。
逆に好印象を与えるのは、「庶民的なお店でも『美味しいね』と一緒に楽しんでくれる」「値段の高さではなく、そのモノの価値を自分で判断できる」といった言動です。奢られることを当たり前だと思わず、感謝を伝えたり、時には支払う意思を見せたりする姿勢も高く評価されています。彼らが女性の金銭感覚を通して見ているのは、「この人と安心して家計を共にできるか」という、シビアで現実的な視点なのです。
心に響くアプローチは「尊敬」と「未来志向」
出会ったあと、男性が「もっとこの人のことを知りたい」と感じるのは、どんなアプローチなのでしょうか。調査からは、小手先の駆け引きよりも、ストレートな誠実さが鍵となることが見えてきました。
このように、自分の生き方や努力そのものを認め、尊敬してくれる言葉は、彼らの心をつかむようです。また、「『今度一緒にOOに行けたら嬉しいです』と、こちらが誘いやすいようなきっかけを作ってくれる」といった、相手を思いやるアプローチも好意的に受け止められています。
意外にも、キャリアアップの相談などをされることも「将来をしっかり考えている女性だと感じて好印象」と映ることがあるようです。これは、彼らがパートナーとの関係に、共に成長していく未来を望んでいることの表れかもしれません。
結婚後は7割が「共働き」を希望する「最強のチームメイト」
最後に、結婚後の女性の働き方について尋ねたところ、「共働きを希望する」という回答が7割を超えました。高収入であっても、経済的なリスクを分担し、共に豊かな人生を築きたいという現実的な価値観がうかがえます。
「お互いに稼いで、もっと豊かな生活を送りたい」
「年収1000万円といっても、税金などを引かれた手取り額を考えると、そこまで余裕があるわけではない」
そんな切実な声も聞かれました。一方で、「専業主婦」を希望、あるいは許容する男性からは、「家事全般だけでなく、家計の管理もしっかりやってほしい」「子育てや教育に責任を持って取り組んでほしい」といった意見が挙がりました。働き方のスタイルは違えど、どんな困難も一緒に乗り越えていける「最高のチームメイト」を求めていることは共通しています。
この調査で、生涯のパートナーに求める最も重要な条件として、群を抜いてトップだったのは「精神的な安らぎ」でした。そして「価値観の一致」「互いの自立」と続きます。
高収入男性というフィルターを通して見えてきたのは、経済的な成功の裏側で、強い責任感やプレッシャーと戦う彼らが、心から信頼でき、対等な立場で支え合えるパートナーを真剣に探している姿でした。
[参考資料]