NISAの1,800万円の枠を増やせるかもしれない「節枠」とは

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NISAの1,800万円の枠を増やせるかもしれない「節枠」とは
(※画像はイメージです/PIXTA)

本連載『GeekなNISA』では、NISAを最大限に活用するための考え方を紹介しています。NISAをただ漫然と利用するのではなく、「せっかく使うなら、とことん使い倒そう」という姿勢でお届けしているシリーズです。今回は、もしかしたらこのシリーズの目玉にもなるかもしれない、新しいNISA制度ならではの「節枠」という利用法について解説します。

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もしあなたのNISAが、他の人より100万円多く使えたら嬉しいですか?

NISAの生涯で投資できる上限額(非課税保有限度額)は、2025年現在で1,800万円です。もしこの枠が1,900万円に増やせるとしたら、嬉しいでしょうか。

 

この問いに対する感じ方は人それぞれでしょうが、経済的な視点から言えば、NISA枠を100万円多く使えるメリットは決して小さくありません。

 

今回の記事では、NISA制度の“スキマ”を突くことで、実質的にNISA枠を増やすのと同じような効果が得られる方法についてご紹介します。

信託報酬も気になるけど、それより大事なこと

NISAを使って資産運用するうえで、信託報酬の低さが大事なことはいうまでもありません。(ちなみに「信託報酬のかからない個別株のほうが……」とお考えの方は、第1回の記事をぜひご覧ください!)

 

「オルカン」や「全米株式」といった低コストなインデックスファンドが人気を集めている背景には、まさにこの“費用の安さ”があります。

※ 「オルカン」は「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」に係る三菱UFJアセットマネジメントの登録商標です。

 

インデックスファンドのように中身に差のつかない商品では、コストが数少ない差別化ポイント。その結果、インデックスファンド業界では「Bogle Effect」と呼ばれるような過激な報酬引き下げ競争が繰り広げられています。

 

実際、日本の投資信託市場においても過去10年でインデックスファンドの最低コストは年率0.3%程度から年率0.1%程度まで低下してきています(実質的なコストの比較)。

 

そしてこの現象はインデックスファンドに留まらず、本来その中身が千差万別であるはずのアクティブファンドですら安いファンドがより多く売れるようになってきているほどです。投資家としてはありがたい話ですね。

 

もっとも、信託報酬の引き下げ競争もそろそろ限界に近いなという印象です。たとえば、日本でいま売れているインデックスファンドの実質的なコスト年率0.1%~0.2%ほど。100万円投資しても年間コストはたった1,000円~2,000円。毎月コンビニでペットボトルを1本買えるかどうか……というレベルです。

 

費用が年率1%の商品と年率0.1%の商品を比べる(年間1万円と1,000円を比べる)ならまだしも、年率0.1%の商品と年率0.2%の商品をことさらに差があるように語る論調はちょっとどうなんだろうか……と感じる部分もあります。費用の差を気にするより、もう少し別のところに目を向けたほうが賢い選択かもしれません。

 

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