(※写真はイメージです/PIXTA)

不動産投資において、見落としがちなコストのひとつが土地登記にかかる費用です。具体的な金額は登記の種類や不動産の価格、地域などによって異なりますが、場合によっては100万円以上の費用が必要となることもあります。本コラムでは、土地登記の費用の目安や相場、計算例のほか、費用を抑える具体的な方法を解説します。

土地登記費用の計算例

登記にかかる費用は、不動産の固定資産評価額や、手続きの内容によって大きく異なるため、一概に費用の相場や目安を算出するのは困難です。そこで以下からは、実際に表題部・権利部の登記を行う際の費用を計算してみます。

 

前提条件

・固定資産税評価額2,500万円の土地を売買で取得する

・土地の境界確定と土地地積更正登記を行う

・売買による所有権移転登記を行う

・土地家屋調査士・司法書士への報酬は全国平均値をもとに算出する

 

これらの前提条件をもとに計算してみると、結果は次のようになります。

 

この金額に書類の取得費用などを含めると、登記に必要な費用は約100万円となります。このように、土地の境界確定などの測量費用がかかる場合と、登録免許税が高額である場合には、登記手続き費用が非常に高額となってしまいます。

次ページ土地登記の費用を抑える方法はある?