東北の実家でひとり暮らしの母からの電話「お金、貸してくれないか?」
――私だけの給与ではとてもとても。契約社員で働いている妻の給与を足して、何とかやっているレベル
削れるところは徹底して削る……そんな方針のもと、池田さんの小遣いも削られ、月3万円。毎日、自分でお弁当(白米を詰めるだけ)を持参してしのいでいるといいます。
――弁当箱をあけると白米だけですから、周りはドン引きですよ(笑)
それもこれも家族のため……涙ぐましい努力を続ける池田さんのもとに一本の電話。それは東北の実家に暮らす母(73歳)からでした
――「お金、貸してくれないか」というもので……
思わぬ申し出に、一瞬、言葉を無くしてしまったという池田さん。実家は雪深い北国。そろそろ家を直さないと、今年の冬は越せそうもない。なんとか工事費用を工面しようとするも、年金生活のなかでは限界があり、長男である池田さんに相談、ということでした。
――物価高で何を買うでも高くて。灯油もずっと高いまんまだし、年金だけだとお金が足りないのさ
離れて暮らす高齢の母親。顔を合わせるのは1年に1回か、2回か。最近は会うたびに背中が小さくなっていくのを感じます。そんな母親からの願い事ですから叶えてあげたいけれど、月3万円の小遣いで耐える身。ローン返済に教育費と、とてもお金を貸すほどの余力はありません。「どうしたらよいのだろう」と考えても自分だけでは埒が明かないので妻に相談してみるも、池田さんと同じように絶句。ただ「寒い家で体調を崩されたら、もっともお金がかかるだろうし……」と心配を口にします。そこで妻からこんな提案。
――とりあえず、お小遣い、もう1万円頑張ろうか。私もお義母さんをサポートできるよう、やりくりしてみるから
なんと、さらにお小遣いが減るのは正直かなり苦しい。しかし、自分のできることといえば……。45歳サラリーマン、月2万円のお小遣いで頑張っています。
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