(※写真はイメージです/PIXTA)

タワーマンションは、眺望の良さや豪華な共用施設から多くの人々に憧れられる住居形態です。そのため、タワーマンションへの投資(タワマン投資)を検討している方も少なくないでしょう。しかし、タワマン投資は一般的な不動産投資とは特徴やターゲットが異なるため、タワーマンション特有の投資戦略を立てる必要があります。そこで本コラムでは、タワーマンションの特徴からタワマン投資のメリット・デメリットまで詳しく解説すると共に、購入や投資を検討する際のポイントをご紹介します。

タワーマンションを投資物件として選ぶ際のポイント

(画像:PIXTA)
(画像:PIXTA)

 

タワーマンションは一般的な不動産とは異なる特徴を持っているため、物件を選ぶ際には注意が必要です。ここでは、タワーマンションを投資物件として選ぶ際のポイントとして以下の3つを解説します。

 

・利便性の高いエリアにある物件を選ぶ

・階数が高く眺望が良い向きの物件を選ぶ

・設備や共用施設が充実した物件を選ぶ

 

利便性の高いエリアにある物件を選ぶ

これはタワーマンションに限りませんが、不動産投資での物件選びでは、交通アクセスが良く、商業施設や公共施設が充実したエリアの物件を選ぶことで、安定した賃貸需要を見込むことができます。特に、駅直結や駅から徒歩5分以内などの「駅近物件」は、高い人気を維持しやすい傾向があります。通勤や日常生活の利便性を重視する入居者が多いため、利便性の高いエリアにある物件は空室リスクが低く、安定した賃料収入が期待できます。

 

また、医療機関や教育施設へのアクセスの良さも重要なポイントです。総合病院や大学が近くにある物件は、より多くの入居者を引きつけられる可能性が高くなります。さらに、将来的な開発計画も考慮に入れるべきです。例えば、新たな路線の開通や大規模商業施設の建設が予定されているエリアの物件は、将来的な価値上昇の可能性があります。

 

階数が高く眺望が良い向きの物件を選ぶ

タワーマンションといっても高層階にある物件と低層階にある物件が存在します。その中で、階数が高く眺望が良い物件を選ぶこともポイントです。一般的に、階数が高くなるほど眺望は良くなり、物件の価値も高まります。特に20階以上の高層階は人気が高く、賃料や売却価格も高くなる傾向があります。

 

眺望の良さでは、単に階数の高さだけでなく、向きも重要です。東京都心部のタワーマンションであれば、東京タワーや東京スカイツリー、富士山などのランドマークが見える向きの物件は特に人気が高くなります。大阪であれば大阪城や海の眺望、横浜であればみなとみらいの夜景が見える物件なども同様に人気が高くなります。

 

ただし、高層階の物件は価格が高くなるため、投資収益性のバランスを考慮して総合的に判断した上で選ぶ必要があります。また、超高層階では強風の影響でベランダの使用に制限がかかる場合もあるため、これらの点も考慮に入れるべきです。

 

設備や共用施設が充実した物件を選ぶ

ジム、プール、ラウンジなどの共用施設が充実している物件は、入居者にとって大きな魅力となるため、物件選びには重要なポイントとなります。これらの施設は、タワーマンションの付加価値を高め、競合物件との差別化にもつながります。最近では、コワーキングスペースやシェアオフィスなどのビジネス支援施設を備えたタワーマンションも増えており、在宅勤務やフリーランスの増加に伴い、より重要性を増しています。

 

ただし、設備や共用施設が充実するほど、管理費や修繕積立金が高額になる傾向にあります。長期的な収益性を計算する際には、これらのコストも十分に考慮しなければなりません。

 

不動産投資について
もっと知りたい方はコチラ>>