サラリーマンにとって、何歳まで働くか、何歳で仕事を辞めるかの決断は大きいもの。多くの人は「年金をもらえるようになって、お金の心配がなくなったら」と答えるでしょうか。しかしお金の心配がなくなったからといって、仕事を辞めるのが正解とはいえないこともあるようです。
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65歳で仕事を辞めて気付いたこと
川島さんの場合も「仕事を辞め、楽しかったのは2週間ほどだけ」といい、今はすっかり家に引きこもっているといいます。
――仕事を辞めたあとは昼からお酒を飲んだり、ボーとテレビを見たり。現役時代にはできなかった堕落した生活を送っていました。それがまずは楽しかったのですが、段々と「何もすることがないと、テレビばかり観ている」というのが苦痛になって、何をしようかと考えるのが本当につらくなりました
――仕事を辞めてからは誰からも連絡がありません。仕事上の付き合いばっかりだったんですよね。そりゃ、仕事を辞めたら話すこともないですもんね
話すことといえば、食事を買いにいくとき、会計時に「袋はいりますか?」「いりません」とか、「お支払いは……」「現金で」などというやり取りだけ。ひと言も発せず、1日が終わることも珍しくないといいます。
――あんなに仕事を辞めたいと思っていたのに、結局、仕事しかないなんて、皮肉ですね
川島さん、人とのつながりをもちたいと、仕事復帰を考えているといいます。
[参考資料]