不動産投資では現金一括でなく不動産投資ローンを利用することが一般的ですが、入居者の退去や建物の改築工事などによって一時的に収入が減ったり費用が発生したりすることで、月々の返済が苦しくなってしまうことがあります。本コラムでは、返済が重荷になった時のために知っておきたい「元金据置」について、メリットやデメリット、元金据置が適している人の特徴を解説します。不動産投資を検討中の方はぜひ最後までご覧ください。

不動産投資について
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返済が苦しい場合にできる元金据置以外での対処法

(画像:PIXTA)
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返済が苦しい場合には、元金据置以外にも主に以下の方法で改善できることがあります。どちらの方法も返済負担を軽減するための有効な手段ですが、それぞれのメリットとデメリットを理解して自分の状況に最も適した対策を選ぶことが重要です。

 

・投資物件を売却する
・不動産投資ローンの借り換え

 

投資物件を売却する

投資物件を売却することでローンを一括返済して返済負担を大幅に軽減できます。ローンの元金よりも高値で売却することができれば現金収入を得ることになります。

 

なお、売却に伴う手数料や税金が発生すること、売却までに時間がかかることなど注意が必要です。投資物件の売却方法については以下のコラムで詳しく解説します。

【関連記事】不動産投資を始める前に知りたい売却の基本 売却タイミングとポイント

 

不動産投資ローンの借り換え

現在投資用不動産の借入がある場合はローン返済状況を見直し、他の金融機関の条件と比較することも重要です。より有利な条件の新たなローンに借り換えることによって月々の返済額を減少させることができます。

 

なお、借り換えに伴う費用が発生することや時間や手間がかかることに注意しましょう。不動産投資ローンの借り換えについては以下のコラムで詳しく解説します。

 

【関連記事】住宅・不動産投資ローンの借り換え費用はいくら?相場や手順を紹介

 

不動産投資を見直す

そもそも急な出費等で一時的に返済が苦しい場合や一時的な収入減に陥った場合は、不動産投資を行うのではなく収入面を安定させ、貯蓄を増やすことに努めましょう。状況が安定してから、不動産投資を検討することが重要です。
 

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