小ロット取引は時間の無駄?
人によっては小ロットでの取引は時間の無駄だという主張をするかもしれません。確かに小さなロット数で取引すると、被るリスクが小さくなる一方で、得られるリターンも小さくなってしまいます。過度に取引ロットが小さいと、トレードに費やした時間に対しての成果が小さくなるのは当然でしょう。その結果、一部のトレーダーからトレードを時給換算して考えると、小ロット取引は非効率であるという意見が生まれてしまうのです。
しかし、FX初心者が順を追ってFXを上達させていくためには、小ロットで取引する経験が非常に大切です。初心者トレーダーにとって大切なことは資産を溶かし切らずに、長く相場と寄り添い合うことです。長く相場と向き合うことで、相場や通貨の特性を理解することができます。特性を理解することは、長期的に利益を出すことに繋がります。
トレーダーとしての天才的な才能がなくとも、小ロット取引を用いた地道な努力を積み重ねることによって、最終的に大きな結果を残すことができます。
小さな積み重ねが大きな成果に繋がる
今回は、日々のトレードにおいて小さな積み重ねが大きな成果につながることを解説しました。積み重ねのなかでも、小ロット取引が初心者トレーダーにとって成功する可能性を最大限にできる方法だといえます。
FXで財を成す方法はさまざまですが、より再現性高く実行するには、時の運に身を任せるだけではなく、自分の実力を高める必要があります。堅実なトレーダーほど、自分が財を成せる確率を考えているのです。ぜひ、日々のトレードを客観的に分析し、意味のある失敗を乗り越えて、トレーダーとして成長していきましょう。
清水 一喜
株式会社ソーシャルインベストメント
執行役員