FXで稼ぐ方法はひとつではないが…選択肢によって「財を成す確率」が大きく変わる
FXはトレードのやり方次第で元手が小さくても大きな利益を狙うことができます。取引するレバレッジを高く設定し、短期間で集中的に稼ぐ方法や、相場の一時的な急変にいち早く反応し、逆張りを狙う方法など多様な手段が存在します。
FXで財を成すための道のりはさまざまですが、方法によって「財を成す確率」が大きく異なります。
プロトレーダーのように相場から安定して利益を得ている人は、自分のすべてのトレードを総じて考えたときに、利益を出す可能性が高い方法で勝負しようとします。実は相場の転換点を狙った逆張りやレバレッジを最大限にして短期的に稼ごうとする方法は、利益を収める確率という観点から見ると望ましい方法ではありません。トレードを行っていると、利確できる確率に目が行きがちですが、損切りが起こってしまう確率にも目を向ける必要があります。
FXでは守りを固めたうえで攻めの方法を考えることが非常に大切です。より堅実に利益を積み上げて、最終的にFXで大きな財を成し遂げるためには、自分が行おうとしている手法を客観的に分析し、トレード判断に結びつける必要があるのです。
プロトレーダーが勧めるトレード手法
FXでは利確する確率だけを追い求めていては利益を追求できません。損切りが起こってしまう確率も合わせて考える必要があります。プロトレーダーはトレードを行いながら常に客観的なトレード分析を心がけています。
数あるトレード手法の中でも「小ロット取引の積み重ね」が高い確率でFXを上達させるコツでしょう。小ロット取引には初心者トレーダーが適切なリスクをとって、FXを極めていくためのコツが多く詰め込まれています。次にプロトレーダーが小ロット取引を勧める具体的な理由を解説します。
小ロット取引の最大のメリットは、想定される損失を最小限に抑えることができることです。初心者トレーダーに求められることのひとつとして「相場から退場せずに意味のある失敗をすること」が挙げられます。リスク管理能力が未熟な初心者トレーダーは、一時の感情に身を任せて無理なトレードを行ってしまうことがあります。無理なトレードを行うと、場合によっては再起不可能な損切りを被る可能性も。
まずは、損失によってFXをやめてしまうという事態を防ぐことが重要です。また、「意味のある失敗」を重ねることも大切です。意味のある失敗とは、同じミスを二度と行わないための対策を見出せるような損切りのことです。学習機会を増やすことで、トレーダーとしての成長性は格段と上がります。