永遠を誓い、結婚に至るカップル。新婚ほやほやの気持ちもいずれは落ち着くものですが、わずか1年足らずで萎んでしまい、離婚に至るケースも。果たして、スピード離婚に至る理由とは何なのでしょうか?
ままごとか!と親にも呆れられ…手取り月24万円・34歳のサラリーマン、新婚生活が「わずか3ヵ月で終焉」の残念な理由 (※写真はイメージです/PIXTA)

交際3年も結婚生活は「わずか5ヵ月」で終焉

加藤大輝さん(仮名・34歳)。3年強の交際期間を経て、5歳年下の女性と結婚。しかしラブラブの新婚生活は、わずか3ヵ月で終わりを迎えたといいます。

 

――交際中は同棲しておらず、結婚してから一緒に住むようになりました

――一緒に住み始めてからは「あれっ?」という連続で

 

最初の違和感は、家計の管理のこと。加藤さんは「結婚しても財布は別々」と考えていましたが、別れた奥さんは「結婚したら財布はひとつ。支出は基本的に大輝さんが出す」という考えだったといいます。

 

――私の月収は30万円、手取りにすると24万円ほどと、多くはない。向こうも働いているんだから、出費は折半するのが筋かと

 

次に覚えた違和感は家事負担。加藤さんは「できることをお互いやればいい」と考えていましたが、別れた奥さんは「お互い共働きなのだから、完全に2分するべき」という考え。ほかにも考え方の違いをあげればキリがないといいます。

 

――違和感が積み重なり、お互い「もう、あなたとはいられない!」となってしまって

 

色々な違和感を上げる加藤さんですが、決定的な離婚理由を聞くと「お互い子どもだった」となんとも残念な回答。わずか3ヵ月というスピード離婚に対し世間体を気にすることもあったといいますが、再スタートを切るなら早いほうがいいと、離婚に踏み切ったといいます。

 

――やはり親からは「まるで(あなたたちの結婚は)ままごとみたいね」と呆れられました

 

厚生労働省『令和4年度 離婚に関する統計の概況』によると、2022年の離婚件数19万3,253組のうち、同居期間も別居期間も1年未満だったのは9,449組。全体の5%は、結婚して一緒に住み始めたものの、1年を待たずに離婚に至ってしまったというものです。