永遠を誓い、結婚に至るカップル。新婚ほやほやの気持ちもいずれは落ち着くものですが、わずか1年足らずで萎んでしまい、離婚に至るケースも。果たして、スピード離婚に至る理由とは何なのでしょうか?
ままごとか!と親にも呆れられ…手取り月24万円・34歳のサラリーマン、新婚生活が「わずか3ヵ月で終焉」の残念な理由 (※写真はイメージです/PIXTA)

結婚の先輩「結婚前に話し合っておいたほうがいいこと」

――結婚式を行う前だったのが、不幸中の幸い

 

そう話す加藤さん。加藤さんカップルのように、結婚に踏み切ったものの、わずか1年以内に別れてしまった(元)カップルたちに、先輩たちはこんなアドバイス。

 

株式会社LIFULLがパートナーと同居している既婚男女に対し行ったアンケート調査によると、「同棲・同居前に話し合っておくべきこと」として最多だったのは「家事分担」で84.4%。「連絡に関すること(方法・タイミング・頻度など)」84.2%、「されたら嫌なこと/譲れないこと」83.9%、「貯蓄額/月々に使う金額の上限」83.5%、「親・義親に関すること」82.9%と続きます。

 

また共働き世帯や専業主婦/主夫世帯では「連絡に関すること(方法・タイミング・頻度など)」がトップで、それぞれ85.7%、84.1%。一方で配偶者控除世帯では「ケンカの時のルール」がトップで87.5%でした。

 

家族のカタチによって順位は違えど、どれも8割超え。「同棲・同居前に話し合っておいたほうがいいこと」は結構な数で、「結婚って面倒だな……」と感じるかもしれません。それでも先輩たちに現在の夫婦仲を聞いてみると、「事前に話し合ったことはなかった」という夫婦では「夫婦仲がよい」は64.4%。対し、「事前に話し合った」という夫婦だと78.8%と10ポイント以上の差が付いています。

 

諸先輩たちのありがたいアドバイスと捉えて、結婚に踏み切る前に色々とすり合わせをしておくことがお勧めです。

 

[関連資料]

厚生労働省『令和4年度 離婚に関する統計の概況』

株式会社LIFULL『既婚者に聞いた「同棲・同居前に話し合っておくべきこと」ランキング』