夫婦にとって喧嘩の火種になりやすい「家事負担」。圧倒的に妻のほうが負担を負っていることが多く、「もっとやってよ」と不満はたまるばかり。夫は夫の言い訳があるものの、撃沈するのがパターンのようです。
週5のパート妻「食後の皿くらい洗って」と激怒!昨夜、23時帰宅〈年収600万円・44歳サラリーマン夫〉、反撃を試みるも「あえなく撃沈」【妻と夫の家事時間の実態】 (※写真はイメージです/PIXTA)

妻「夫への家事期待」…年齢を重ねるごとに減少

さらに家事の内容別に夫婦の分担をみていくと、夫が「毎日・毎回やる」と回答した家事で多かったのが「ゴミ出し」で21.5%。妻は29.1%なので、「ゴミ出しくらい、やってよ!」という妻に、応える夫は多いようです。ただ「日常の買い物」3.3%、「部屋の掃除」2.7%、「風呂洗い」13.5%、「洗濯」13.5%、「炊事」6.6%、「食事の片付け」17.9%。対し妻は順番に、33.6%、37.5%、39.0%、75.0%、86.5%、81.0%。毎日やらなければならない家事である、炊事や洗濯は、圧倒的に妻任せ、というケースが多いよう。また基本的に「家事は妻主導」というケースが多いことも分かります。

 

そんな夫に対して、妻の思いは?

 

夫の家事に対して「期待する」、「期待しない」と回答した妻の割合をみていくと、20代以下では「期待する」が69.5%だったのに対し、30代では58.7%、40代では41.0%、50代では35.4%と年々低下。これを「年齢を重ねるごとに収入が増えていく夫、仕事を支える妻」と解釈するか、それとも「夫への期待値が、年齢と共に低くなっていく妻」と解釈すべきか……恐らく、後者のパターンが多いのではないでしょうか。

 

話は男性に投稿に戻り、「妻が専業主婦だった頃が楽だった……」と懐古すると、「自分の皿を洗うのは家事ではない」「妻はあなたの召使か?」とお叱りの反応。それでも「妻は年収200万円程度で俺は3倍以上。家事負担は3分の1以下でいいはず」と開き直り。

 

ただ、あのあと家事の負担で夫婦が言い争いになったときに、息子たちが妻に加勢。

 

――僕らのほうがお手伝いしている

――お父さん、本当にダサい

――いつか離婚されるよ、お母さんに

 

妻の言葉よりも子どもたちの言葉のほうが心にグサッと刺さったようで、「心を入れ替える」と投稿。まずは「夜、遅く帰ってきて一人で食事をした際には、皿は自分で洗う」から始めているといいます。

 

[参照]

国立社会保障・人口問題研究所『第7回 全国家庭動向調査』