コーヒーに、ビールに、焼き鳥も…サラリーマンの「憩いの時間」にも物価高の波
これからエアコンが必須になる時期。それなのに、6月使用分から電気代が値上がりするというから、その影響は甚大です。電力会社それぞれ前の月と比べ400~600円前後の上げ幅となるとしています。今回の値上げは、政府が物価高騰対策として続けてきた電気料金への補助金が終了することが主要因です。
【電気代7月請求分(規制料金:使用量が平均的な家庭】
北海道電力:9,523円(前月409円増)
東北電力:8,855円(前月419円増)
東京電力:8,930円(前月392円増)
中部電力:8,691円(前月346円増)
北陸電力:7,758円(前月402円増)
関西電力:7,664円(前月468円増)
中国電力:8,514円(前月453円増)
四国電力:8,595円(前月460円増)
九州電力:7,551円(前月450円増)
沖縄電力:9,663円(前月616円増)
先の見えない値上げ。サラリーマンにも直撃。総務省統計局 小売物価統計調査(2024年4月)によると、外回りついでに「コーヒーでも飲んでいく?」はサラリーマンの定番ですが、セルフサービス店のコーヒー小サイズで、平均331円。この1年で14円、この2年で25円の値上げ。
また仕事終わりの1杯が楽しみなビールは、中瓶(500mL入り)で平均646円。この1年で15円、この2年で51円の値上げ。ビールのお供の定番、焼き鳥は、ネギ間1本で平均180円。この1年で6円、2年で15円の値上げです。
サラリーマンのホッとひと息つく瞬間や、仕事終わりの至福の時間にも押し寄せる値上げの波。サラリーマンの小遣いは、2023年に4万0,557円で前年38,642円から1,915円増加。ただ2022年は前年比68円の減額で、小遣いの上昇分が物価の上昇分に追いつかず、切り詰めないとやっていけない状況ではないでしょうか。