いまどきの小中学生がなりたい職業…いまや「会社員」はランキング上位の常連
アデコ株式会社が日本全国の⼩中学⽣を対象に行った『将来就きたい職業に関する調査』によると、小中学生男子の第1位は「サッカー選手」で2年連続、小中学生女子の第1位は「パティシエ」で5年連続でした。
さらに小学生、中学生ごとにみていくと、特筆すべきは中学生男子の1位。初めて「エンジニア・プログラマー」がトップとなりました。昨今、生成AIなど、最新テックが話題にのぼることが多く、その影響から人気が高まっていると考えられます。
【子供が選ぶ将来就きたい職業】
■小学生男子
1位「サッカー選手」
2位「野球選手」
3位「You Tuberなどの動画投稿者」
4位「警察官・刑事」
5位「会社員」
■中学生男子
1位「エンジニア・プログラマー」
2位「会社員」
3位「公務員」
4位「野球選手」
4位「医者」
■小学生女子
1位「パティシエ」
2位「先生」
3位「医者」
3位「看護師」
5位「美容師」
■中学生女子
1位「先生」
2位「看護師」
3位「パティシエ」
4位「医者」
5位「会社員」
そのなかで男女ともに人気が高い職業といえるのが「医師」、そして「会社員」。「医師」の人気は、「人の役に立ちたい」「困っている人を助けたい」という理由はもちろんのこと、高給というのひとつの理由。厚生労働省『令和5年賃金構造基本統計調査』によると、調査対象145の職業のうち「医師」は「航空機操縦士」に続く第2位。平均月収は83.46万円、年収は1,231.16万円です。男女ともに平均年収1,000万円超えの正真正銘の高給取りです。
一方、小中学生に人気の職業である会社員。その理由は、単純に「親が会社員」という家庭が多く、将来の職業としてイメージしやすい職業が会社員だったのでしょう。
医師のように高給取り……確かに勤務先や役職などによっては、年収1,000万円の大台を突破できることは可能ですし、会社員のトップにでもなれば「世界の億万長者」として紹介されるケースも。確かに、無理やりではありますが、医師以上に高給を目指せる職業かもしれません。