調査サマリー
今回の調査結果に関する概要は以下の通りです。
(1)投資信託の運用目的は「老後の生活資金の準備」が46.4%と半数近い
(2)保有している投資信託は1個だけの人が最も多く28.0%、半数以上が2個以下
(3)インデックス型商品に投資している人が大半、中でも国際株式タイプに投資している人が59.9%と過半数
(4)投資信託選びで重視するポイントは、1位が「運用実績」で50.2%、2位が「コスト」で36.2%、3位が「運用方針」で30.0%
(5)投資信託は「インターネット記事」での情報収集が中心、「証券会社・銀行の提案」を参考にする人も多い
(6)投資信託の運用実績のチェックは「週に数回」の人が32.9%で最も多い
(7)投資に回す月あたりの資金は「3万円~5万円未満」が最も多く26.1%
調査の実施概要
調査機関 :自社調査
調査方法 :インターネット調査(株式会社ジャストシステム「Fastask」)
対象エリア:日本全国
対象者 :現在、投資信託の取引を行っている20歳以上の男女
調査期間 :2023年11月6日~11月9日
有効回答 :207名
主な調査結果
1.投資信託の運用目的は「老後の生活資金の準備」が46.4%と半数近い
投資信託の主な運用目的について質問したところ、1位は「老後の生活資金の準備」が46.4%と、突出して高い結果となりました。3位にも「リスク防衛・資産防衛」が27.5%で入っており、守りの運用を行っている人が多いことが伺えます。
ただし、2位には「資金を大きく増やすこと」が32.9%で入っており、資産拡大を狙った運用を行っている人も少なくありません。投資信託では守りの運用が基本とはなるものの、攻めの運用にも一定のニーズがあるといえそうです。
2.保有している投資信託は1個だけの人が最も多く28.0%、半数以上が2個以下
現在保有している投資信託の数に関する質問では、最も多かったのが「1個」で28.0%、続いて多かったのが「2個」で25.6%となりました。両者を合わせると53.6 %で、保有している投資信託は2個以下の人が過半数を占めるという結果です。
投資信託の運用においては、さまざまな商品を購入するよりも、特定の商品に絞って購入する人の方が多いことが読み取れます。