大谷翔平選手の元通訳、水原一平氏の疑惑。その全容はいまだに見えてきませんが、お金の貸し借りによってどのようなことが起きるのか……お金を貸した側、借りた側の声に耳を傾けてみましょう。
貸した金、返せよ!他人への貸付金「平均36万円」、彼氏に「平均75万円」、6人に1人が「返金ゼロ円」の現実

お金を借りた側の主張…6割弱が「お金を借りて後悔しています」

そもそも、なぜ、人に頭を下げてまでお金を借りなければいけなくなったのでしょうか。弁護士法人・響/「借金返済の相談所」が借金をしたことがある18〜24歳に対して行った『借金をした経緯や返済状況についての実態調査』によると、借金をした理由で最多は「生活費」で44.2%。「遊興・交際・趣味」22.9%、「車の購入」11.6%、「旅費」7.6%と続き、「ギャンブル」が2.4%。

 

また「どこから借りたか」の問いには、「クレジットカード(分割/リボ)」が52.4%と最多で、「カードローン・消費者金融」25.9%、「銀行」19.8%、「家族・友人」8.8%と続きます。

 

その借金。「完済までにどれくらいかかったか」の問いには、半数以上が「1年以内」。一方で「5年以上」が6.1%と、長期に渡るケースも珍しくはないようです。

 

「お金を借りて後悔したか?」の問いには、「特に後悔していない」が41.7%。残りは何かしらの「後悔」を口にしています。そのなかで最多は「トータルの返済額が膨らんだ」で全体の27.1%。「お金借りる抵抗感が薄くなり、何度も借入を行った」16.7%、「滞納により信用情報に傷がつきクレジットカードが使えなくなった」が15.8%と続きます。

 

お金を貸すことも、お金を借りることも、大切なものを失わないためにも「やめておけ」というのは、経験者の声からも明らかのよう。「親しい中でもお金の貸し借りはやめなさい」という親からのアドバイスは、しっかりと守ったほうが身のためです。

 

[参考資料]

株式会社モデル百貨/「MoneyGeek」『お金を貸したことのある1,000人を対象にしたアンケート調査』

弁護士法人・響/「借金返済の相談所」『借金をした経緯や返済状況についての実態調査』