知り合いが投資で儲けたと聞くと、「自分も」と思うのは当然のことでしょう。しかし、実際に投資を始める際には十分な知識を持ち、リスクについても把握しておく必要があります。それがFXトレードのように高リスク・高リターンの投資となればなおさらです。今回は、短期で利益を得たいからと勢いでFX投資に手を出し、逆にお金を失ってしまった人を例に、FX初心者が押さえておくべき「失敗しないためのポイント」を解説します。
55歳男性がFXの“殺人通貨”トレードで勝負に出た結果…わずか半年で「300万円」を失うまでの顛末 (※写真はイメージです/PIXTA)

FX初心者が心がけるべき6つのポイント

本記事では、短期的に利益を出そうとしてFXを始めた男性が、半年足らずでFXをやめることになったエピソードを紹介しました。こんな形で、FXに慣れる前に退場する人は少なくありません。

 

最後に、これからFXを始める初心者が、大きな失敗をしないために心がけておきたいポイントを6点紹介します。

 

1.余剰資金を使う

FXに限ったことではありませんが、投資は余剰資金を使って行うのが基本です。なぜなら投資にはリスクがあり、資金を失う可能性もあるからです。負けてはいけないという余計なプレッシャーがあると、冷静に取引することが難しくなります。負けても生活に影響が出ない資金を使って、余裕を持って取引することが大切です。

 

2.少額から始める

トレードの世界では、初心者も上級者も関係なく同じ土俵で戦うことになります。そのため、経験の少ないうちはどうしても不利なところがあります。わざわざ不利なときに、大きな資金で取引する必要はありません。まずは少額で始めて経験を積み、経験を積んでから投入資金を増やすほうが理にかなっているといえるでしょう。

 

3.短期で大きく稼ごうとしない

FXは最大25倍のレバレッジをかけることができるため、短期間で大きな利益を出すことも不可能ではありません。しかし、そういった取引は、同時に大きな損失を出すリスクを伴うものです。自分がやろうとしている取引のリスク(損失がいくら出る可能性があるのか)を具体的に意識して、無理のない範囲でトレードを行うことが大切です。

 

4.トレードルールを明確にする

FXで安定した成績を出せるようになるためには、トレードルールが欠かせません。自分の感覚だけでトレードをしていると、感情に邪魔をされて客観的な判断ができなくなるためです。FXで大切なのは、トレードルールを明確にしたうえで、それに従って淡々とトレードを行うこと。これを繰り返しながらトレードルールの改善を行い、少しずつ成績を向上させていきましょう。

 

5.検証・練習ツールを活用する

FX初心者にとって、トレードの経験をたくさん積むことが大切です。しかし、リアルトレードだけで経験を積もうとすると、どうしても時間がかかってしまいます。この点、検証・練習ツールを使用すれば、たとえば1ヵ月分のチャートを1日で経験することも可能。こういった便利なツールを活用して、スキルアップを図るのもよいかもしれません。

 

6.自分の勝ちパターンをひとつ見つけよう

人によって性格や生活スタイルは異なるので、自分に合うトレードスタイルも人それぞれです。初心者の人は、まずは自分が実践しやすい勝ちパターンをひとつ見つけることを目指しましょう。自分が得意とする相場が見えてくると、FXトレードが格段にやりやすくなります。そしてトレードを繰り返しながら、勝ちパターンの引き出しを少しずつ増やしてください。

まとめ

FXの場合、勝負できる実力を身に付ける前に損失を出してやめてしまう人が多いと考えられます。

 

特に初心者のうちは、利益を出すことよりも退場しないことが何よりも大切です。リスクを抑えて経験を積みながら、焦らずにトレードスキルを磨くことを心がけていただければと思います。