認知症の母親の介護に限界!「老人ホーム」に頼ったら…
――叔父と叔母から罵詈雑言
50代女性の投稿。70代後半になる母を老人ホームに預けたことを報告したところ、ひどく叱責されたといいます。
母の介護は5年に及びました。母は父(夫)が亡くなった直後に認知症を発症。実家から一番近い距離に自宅があった長女が中心となり、きょうだい3人、仕事と両立させながら在宅介護を続けてきたといいます。しかしトイレを失敗することが多くなり在宅介護を断念を施設にあずけることを決意したとか。
母の年金は月額15万円程度。実家から比較的近くにあった有料老人ホームが予算的にもピッタリだったこともあり、すぐに入居を決めたといいます。
しかし叔父と叔母に報告した際に、冒頭にあるように激怒。
――親を捨てるなんて、親不孝者
――親を老人ホームに入れるなんて……なんて鬼畜なの
――姉さんは
世界中の罵詈雑言を集めたような言葉の数々に、「一度も手伝ったこともないのに……そこまで言うなら自分たちで介護をしてみろっ!」と喉元まで出かかったといいます。しかし事前に言っておくべきだったと思い直し、大人の対応に終始したといいます。
――親世代には「老人ホーム」に良いイメージを持っていない人もいますし
厚生労働省の資料によると、2019年、老人ホームで最も多いのが「有料老人ホーム」で14,118件。いわゆる「特養」は10,502件。一方、入居者(定員)が最も多いのは「特養」で61万9,600人、「有料老人ホーム」は53万9,995人です。いまや老人ホームへの入居は珍しいことではなく、高齢者の住まいのひとつの形といえるでしょう。