FXの勉強を真剣にやっていても、なかなか結果を出せずに悩んだ経験がある人は多いでしょう。たくさん勉強しているのになぜトレード成績が伴わないのでしょうか。今回は正しいFXの勉強の仕方について、株式会社ソーシャルインベストメントの清水一喜氏が解説していきます。
FXをたくさん勉強している人がトレードで「稼げない」残念なワケ【月利30%トレーダーが解説】 ※画像はイメージです/PIXTA

利益をあげているトレーダーはネットで学んだことを…

多種多様な情報を探す初心者トレーダーに対して、プロトレーダーは自分のトレードを検証する時間を多く取ります。

 

FX学習として自分が取り入れることができる容量に限界があることを知っているプロトレーダーは、インプット学習とは別にアウトプット学習に力を入れています。プロトレーダーは厳選した情報をもとに、過去のチャートを用いて本当に有用性にあるものなのかを検証したり、トレードノートを作成して自身の新しい手法が有効かどうかを確かめます。

 

情報の取捨選択が上手いトレーダーは、世の中に溢れている情報から自分のトレードスタイルに適したノウハウを抽出し、自分のトレードに組み込むことができます。インプット学習とアウトプット学習のバランスが取れると日々のトレードの上達は格段に早くなるでしょう。

利益をあげるトレード手法は検証によって生まれる

FXの勉強を効率よくこなしていくには、情報を取り入れる時間と情報をもとに検証する時間のバランスが非常に大切になります。情報の取り入れ過多になると、自分のトレードスタイルを見失う原因になります。逆に自己流の検証が過多となると、トレード成績の停滞に結びつく可能性が高まります。

 

トレード成績のいいトレーダーは、先人たちが築き上げてきた知識を吸収し、自分のトレードスタイルに組み込むことで大きく成長します。雑誌やネットに書かれた情報をそのままトレードに反映させれば利益が出るという保証はありません。インプットした情報を、柔軟に自分のトレードスタイルに組み込むことが重要です。

 

アウトプット学習は、そのような組み込む段階での検証で非常に重要な役割を担っています。データを用いた分析、トレード記録に基づく分析などやり方はさまざまですが、学んだ情報を自分なりに解釈することによって唯一無二の手法へと変化します。

 

いま、トレード成績が振るわない人は、自分のFX学習のバランスを再確認し、より効果的な学習ができる環境を作ることが大切です。

 

 

清水 一喜

株式会社ソーシャルインベストメント

執行役員