テクニカル分析専門サイト『テクニカルブック』は、投資家が経験した損失について調査する目的で、過去に投資をしたことがある350名を対象にアンケートを行いました。本調査からは、4人に1人の投資家が100万円以上の損失や投資資金の半分以上を失う経験をしているなど、投資家の損失に関する実態がみえてきました。
4人に1人が「100万円以上」の損失を経験…投資家たちの“過去最大の大損”エピソードに学ぶ〈相場の急変〉への備えとは? (※写真はイメージです/PIXTA)

投資では万が一の時に対応するための準備が大切

今回の調査結果をまとめると以下の通りです。

・10万円以上の損失経験がない人は38.0%と、大きな損失経験がない人が多い

・4人に1人が100万円以上の損失経験、投資資金の半分以上を失った経験がある

・リーマンショックをはじめ、ショック相場で最大損失を経験する人が多い

・最大損失を「国内株式(現物取引)」で経験した人が48.5%

以上の結果からは、大きな損失を経験したことのない人が多いものの、100万円以上の損失を出す、投資資金の半分以上を失うなど、少ないとはいえない規模の損失を出した経験がある人が一定数存在することが分かりました。

 

また、過去最大の損失をショック相場の中で経験している人が多いことからは、万が一の時にも対応できる準備をしながら投資を行うことの大切さが読み取れます。

 

ショック相場を完全に避けることはできませんが、ショック相場の予兆を常に意識した上で、万一ショック相場になっても耐えられるようにポートフォリオを組んでおくことが大切といえるでしょう。