「年金生活者支援給付金」とは?
年金生活者支援給付金とは、年金に上乗せされる給付金のことで、消費税率が引き上げとなった令和元年10月1日から始まりました。公的年金等の収入金額や所得が一定基準以下の方に、生活の支援を図ることを目的としています。
給付金の額は、年金保険料を納付した期間によりますが、満額の場合月額5,140円が上乗せとなります。
年金生活者支援給付金を受給するためには要件があります。以下の支給要件をすべて満たしている方は給付金を受け取ることができるので、忘れずに申請しましょう。
支給要件
また、年金には「老齢」「障害」「遺族」の3種類があります。自分がどの年金を受け取っているかを確認したうえで支給要件を確認しましょう。
■老齢年金を受給されている方の支給要件
・65歳以上の老齢基礎年金の受給者である
・同一世帯の全員が市町村民税非課税である
・前年の公的年金等の収入金額とその他所得との合計額が87万8,900円以下である (障害年金・遺族年金等は含まない)
■障害年金を受給されている方の支給要件
・障害基礎年金の受給者である
・前年の所得が472万1,000円以下である
給付金額:障害等級が2級の方は5,140円、障害等級が1級の方は6,425円
■遺族年金を受給されている方の支給要件
・遺族基礎年金の受給者である
・前年の所得が472万1,000円以下である
どのように申請する?
年金生活者支援給付金を受け取ることが見込まれる方に対して、日本年金機構から「年金生活者支援給付金請求書」が送られます。同封の請求書に氏名などを記入して投函することで申請は完了します。
申請し忘れるとどうなる?
年金生活者支援給付金は請求することで受け取ることができますので、請求書を提出しないと受け取ることはできません。
もし請求をし忘れていても、請求書を提出することで、その月以降の給付金を受け取ることはできますが、これまで請求しなかった月の分の給付金は受け取れませんので、早めに提出しましょう。