「やばい!」「えぐいわ~」「はぁ、だる」…つい使ってしまう“この一言”。語彙力のある人はこうやって言い換えます【解説:齋藤孝氏】

「やばい!」「えぐいわ~」「はぁ、だる」…つい使ってしまう“この一言”。語彙力のある人はこうやって言い換えます【解説:齋藤孝氏】
(※写真はイメージです/PIXTA)

友人や家族など、親しい人との会話を思い浮かべてください。「やばい」「えぐい」「だるい」など、限られた言葉ばかり使ってはいませんか? 使い勝手がいいからと決まった言葉だけで過ごしていると、自分の感情も決まった言葉でしか表現できなくなってしまいます。シリーズ累計20万部突破、齋藤孝氏の著書『「伝える力」が伸びる!12歳までに知っておきたい語彙力図鑑』より一部を抜粋し、本稿では「やばい」「えぐい」「だるい」の代替表現となる語彙を見ていきましょう。子どもはもちろんのこと、大人の語彙力アップにも役立つ内容です。

 

--------------------------------------

【難易度の目安】

★☆☆☆☆……知っていて当然

★★☆☆☆……知っている子もいるかな?

★★★☆☆……知っているとかっこいい!

★★★★☆……大人も知らないかも?

★★★★★……大人顔負け!

--------------------------------------

「やばい」を言い換えてみよう(図表1)

⇒実は江戸時代からある言葉

 

「やばい」は危ないこと、具合が悪いことを意味する「やば」から生まれた言葉だよ。江戸時代、泥棒が自分たちの身に危険が迫った時に、仲間だけに伝わる秘密の言葉として「やばい」と表現するようになったといわれているんだ。これがいつの間にか広まって、誰でも知っている言葉になったよ。

 

もともと悪い意味合いで使われていたけれど、最近では最高や素晴らしいのように、良い意味合いでも使われるようになってきたよ。言葉は時代に合わせて進化するから面白いよね。驚くほど素晴らしいという意味で使うなら、驚異的とも言い換えられるよ。

 

イラスト:森のくじら 出所:齋藤孝著『「伝える力」が伸びる!12歳までに知っておきたい語彙力図鑑』(日本能率協会マネジメントセンター)
[図表1]「やばい」を言い換えてみよう イラスト:森のくじら
出所:齋藤孝著『「伝える力」が伸びる!12歳までに知っておきたい語彙力図鑑』(日本能率協会マネジメントセンター)

「えぐい」を言い換えてみよう(図表2)

⇒最近では、感心したり、ほめたりする意味合いでも使われるように

 

「えぐい」はもともと、味を表現する言葉として生まれたよ。春に芽を出すフキノトウのような、苦さやアクの強さをもつ味がえぐいなんだ。

 

そこから転じて、ひどいやどぎついのように、人に不快な思いをさせる物事に対しても使うようになったんだ。最近では感心したり、ほめたりする意味合いでも使われるよ。その点では、「やばい」とよく似ているね。物事の程度が普通をはるかに超えている様子なら、半端ではないと言い換えられる。話し言葉で使うなら「半端じゃない」だね。「半端」は、数や量が不十分なこと。みんなで半端ではない語彙力を目指そう!

 

イラスト:森のくじら 出所:齋藤孝著『「伝える力」が伸びる!12歳までに知っておきたい語彙力図鑑』(日本能率協会マネジメントセンター)
[図表2]「えぐい」を言い換えてみよう イラスト:森のくじら
出所:齋藤孝著『「伝える力」が伸びる!12歳までに知っておきたい語彙力図鑑』(日本能率協会マネジメントセンター)

「だるい」を言い換えてみよう(図表3)

⇒最近は「面倒くさくて、積極的に取り組めない気持ち」にも使われるように

 

「だるい」は病気や疲れが原因で体に力が入らなかったり、思うように動けなかったりする時に使う言葉だよ。「風邪で体がだるい」といった具合だね。

 

それに加えて最近では、面倒くさく感じて、積極的に取り組めない気持ちに対しても使われるようになってきたんだ。ここでは、そちらの意味の言い換えを紹介しよう。気持ちの「気」を使って、気が重いや気が乗らない、気が進まないといった表現があるよ。

 

億劫は仏教の言葉で、極めて長い時間のこと。そこから(時間がかかり過ぎて)面倒に感じるという意味になったといわれているよ。

 

イラスト:森のくじら 出所:齋藤孝著『「伝える力」が伸びる!12歳までに知っておきたい語彙力図鑑』(日本能率協会マネジメントセンター)
[図表3]「だるい」を言い換えてみよう イラスト:森のくじら
出所:齋藤孝著『「伝える力」が伸びる!12歳までに知っておきたい語彙力図鑑』(日本能率協会マネジメントセンター)

 

 

齋藤 孝

明治大学文学部教授

 

1960年静岡県生まれ。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。著書に『語彙力こそが教養である』『小学3年生から始める! こども語彙力1200』(いずれもKADOKAWA)、『大人の語彙力ノート』(SBクリエイティブ)、『声に出して読みたい日本語』(草思社)、訳書に『現代語訳 論語』(ちくま新書)など多数。NHK Eテレ「にほんごであそぼ」総合指導。

 

【関連記事】

税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】

 

年収600万円「家賃20万円タワマン暮らし」の36歳男性…住まいに関する「2つの悩み」

 

夫婦合わせて収入「月48万円」だが…日本人の「平均的な暮らしぶり」の厳しい現実

 

恐ろしい…銀行が「100万円を定期預金しませんか」と言うワケ

 

親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】

 

「儲かるなら自分がやれば?」と投資セミナーで質問すると

 

注目のセミナー情報

【国内不動産】3月5日(火)開催
投資について理解が深まる1時間!
資産形成の第一歩【不動産投資セミナー】

 

【国内不動産】3月7日(木)開催
フルローン×利回り7%超
独自!「買戻し特約」で購入後のリスクも徹底排除
前例なき好条件!「新築アパート投資」の全貌

 

【海外不動産】3月9日(土)開催
《2024年・最新情報が満載》
銀行融資担当者が語る!「ハワイ不動産投資」の魅力

あなたにオススメのセミナー

    ※本連載は、齋藤孝氏の著書『「伝える力」が伸びる! 12歳までに知っておきたい語彙力図鑑』(日本能率協会マネジメントセンター)より一部を抜粋・再編集したものです。

    「伝える力」が伸びる!12歳までに知っておきたい語彙力図鑑

    「伝える力」が伸びる!12歳までに知っておきたい語彙力図鑑

    齋藤 孝

    日本能率協会マネジメントセンター

    「すごいと思った」「すごく面白かった」「ヤバい」「神」…。 いまの小学生たちは、たったの数ワードで感情を表現しがちですが、それに問題意識を抱いている親世代は少なくありません。 また、年齢を重ね、さまざまな経…

    人気記事ランキング

    • デイリー
    • 週間
    • 月間

    メルマガ会員登録者の
    ご案内

    メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

    メルマガ登録
    TOPへ