FXは24時間取引できるため、初心者トレーダーは時間を選ばず自分の好きなタイミングでトレードしがちです。一方で、FXで大きく利益を上げているプロトレーダーには、注視する相場の時間帯でトレードをしていると、株式会社ソーシャルインベストメントの清水一喜氏はいいます。一体いつでしょうか。みていきます。
FXは24時間トレードできるが…プロトレーダーが注視する「相場の時間帯」 ※画像はイメージです/PIXTA

ワンランク上のトレードスキルで利益を上げるプロトレーダー

FXで取引する理由は、人それぞれあると思います。副業収入として稼ぐことを目的とする人や、本業として生活を成り立たせようとする人もいます。どれだけ稼ぎたいかにもよりますが、FXで生活を成り立たせるためには、相場に対する理解と徹底したルール管理が必要です。

 

FXで大きく収益を上げているプロトレーダーは、相場への理解を深める学習を怠らず、常に向上心をもってトレードしています。「ふつう」のトレーダーで終わらないからこそ、プロトレーダーは相場から利益を上げ続けているのです。そのようななか、今回は、ワンランク上のトレードスキルを持つプロトレーダーが意識している「相場の季節や時間帯による特性」を紹介していきます。

知っておきたい、季節で変わる相場時間

まずひとつ目は、季節による相場時間の変動についてです。日本に住んでいると、サマータイムで時差が生じる実感はありませんが、世界ではサマータイムが実施されている国があります。各国で実施されているサマータイムと同様、相場にも夏時間と冬時間が存在します。

 

たとえば米国では、夏時間は3月に始まり、冬時間は11月から始まります。夏時間と冬時間は1時間の時差があるため、なにも知らずにトレードをしてしまうと、急な値動きに巻き込まれる可能性があります。

 

また米国市場など、主要な経済指標の発表時間も変わるため、デイトレーダーとして相場に参加する以上、季節性の相場時間の変化は必ず抑えておかなければなりません。上手く相場の波に乗れるトレーダーは、このような季節による相場の変化に敏感に対応しています。小さな変化に気づく習慣があれば、相場の流れを柔軟に判断できるトレーダーとなるでしょう。