トレードごとに振り返りを行っているFXトレーダーは多いはずです。しかし、トレードの利益に繋がるような正しい振り返りを行えているでしょうか。トレードを振り返る際には重要な思考のロジックがあると、株式会社ソーシャルインベストメントの清水一喜氏はいいます。本記事では、プロトレーダーのトレードの振り返り方について解説します。
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「トレードの振り返り」の重要性
FXの世界ではまれに桁外れのトレードセンスによって財を成す人もいます。しかし、そのような才能をもったトレーダーはFXの世界でもほんの一握りの存在です。多くの人は自分の感覚でトレードしてしまうと、どこかのタイミングで大きな失敗をしてしまいます。トレードの振り返りは、大きな失敗をして再起不能な状態に陥らないための重要な役割を果たします。
FX初心者や、なかなか安定した収益を出せない人の代表的な特徴として、「自分の過去のトレードを正しく振り返れていないこと」が挙げられます。プロトレーダーのように正しい手順で目的意識をもった振り返りを行うことで、日々のトレードの成績を大きく伸ばすことができるでしょう。
また、すでにトレードの振り返りを行っている人でなかなか利益を伸ばせない人も、プロトレーダーの思考法を参考にすることで振り返り方のコツを掴むことができるでしょう。
なかなか成果が上がらないトレーダーの振り返り方
成果に繋がらない振り返り方の一例として「タラレバな検証」があります。事実とは異なる仮定を行い、もしあのとき相場がこうだったら儲けていたのにと後悔します。過去の仮定を立てて、自分の相場を振り返ること自体は問題ありませんが、自分のミスや損失を正当化するために事実とは異なる仮定を立てていては成長できないでしょう。
頻繁にイレギュラーが起きて、自分の思ったとおりに動かないことが多いFXの世界では、事実と自分の感情や思考の起伏をしっかりとすり合わせる必要があります。
プロトレーダーと初心者トレーダーの振り返り方の違いは、事実にもとづいた分析ができているかどうかの違いです。FXで稼ぐためには、自分の間違いに真摯に向き合う心の強さが求められていることを忘れてはいけません。
