老後生活の基盤となる公的年金。将来手にできる額をおおよそ知ることのできる「ねんきん定期便」を眺めて、老後の準備をしている夫婦も多いでしょう。しかし世の中、想定通りとは限りません。突然の不幸が襲われたら、残された家族は……みていきましょう。
定年直前、59歳のサラリーマン夫が突然死…「1人で生きていけない」と妻号泣も一転、笑みがこぼれる「遺族年金額」 (※写真はイメージです/PIXTA)

いつから老後の準備を始めればいいですか?

老後のための準備とはよくいいますが、ところでいつから「老後」なのでしょうか。生命保険文化センター『2022年 生活保障に関する調査』によると、「いつから老後か」の問いに対して最多は「65歳」で34.2%、「70歳」23.4%、「60歳」11.7%と続き、平均は平均66.8歳でした。現在、公的年金の支給は原則65歳。このようなことも、老後への意識に影響を与えているのでしょう。

 

では老後への準備、いつから始めるべきなのでしょうか。厚生労働省『老後の生活設計と公的年金に関する世論調査』で、年齢別に最多となった年齢をみていくと、20代では「40代」が最多で37.9%、30代では「40代」で51.4%、40代では「50代」で49.0%、50代では「60代以降」で47.7%でした。

 

若い時は「40代」と想定していたものの、実際にその年齢になってみると「とても老後の準備なんて無理!」という状況で、もう少し先、もう少し先となってしまう現状があるようです。ただ老後の生活において公的年金は重要であるという認識は誰もが持っているよう。同調査でも老後の生活において「全面的に公的年金に頼る」「公的年金を中心とし、これに個人年金や貯蓄などを組み合わせる」を合わせると、8割近くにのぼりました。

 

そこできちんとチェックしておきたいのが、「ねんきん定期便」。年に1回、誕生月に送られてくるもので、記載内容は以下の通り。40代まではこれまでの加入実績に応じた年金額、50代以降はこのままの水準で働いたとした場合の年金額が分かります。

 

【「ねんきん定期便」の記載内容】

◆50歳未満(35歳、45歳以外)

ハガキが届きます。記載されているのは、以下の情報です。

〈記載内容〉

保険料納付額/月別状況(直近13ヵ月)/年金加入期間/これまでの加入実績に応じた年金額

 

◆35歳、45歳

封書が届きます。記載されているのは、以下の情報です。

〈記載内容〉

保険料納付額/年金加入期間/これまでの加入実績に応じた年金額/これまでの年金加入履歴/月別状況(全期間)

 

◆50歳以上(59歳以外)

ハガキが届きます。記載されているのは、以下の情報です。

〈記載内容〉

保険料納付額/月別状況(直近13ヵ月)/年金加入期間/老齢年金の種類と見込額

 

◆59歳

封書が届きます。記載されているのは、以下の情報です。

〈記載内容〉

保険料納付額/年金加入期間/老齢年金の種類と見込額/年金加入履歴/月別状況(全期間)

 

出所:日本年金機構ホームページ