ガソリン代「2週連続値下がり」も「平均180円超え」続く
資源エネルギー庁『給油所小売価格調査(ガソリン、軽油、灯油)』よると、9月19日(月)時点のガソリン等の店頭現金小売価格は、レギュラーガソリンで1リットル当たり182.0円。前週の184.8円と比べ2.8円、値を下げました。た。先週、18週ぶりに値下がりに転じたのに続き、2週連続です。
また軽油は1リットル当たり161.6円、灯油は1リットル当たり122.4円で、こちらも2週連続の値下がりとなっています。
それでも依然として180円を超える高値のガソリン代。都道府県別にみていくと、最高値は「長崎県」で1リットル当たり192.0円。全国平均よりも10円ほど高くなっています。以下「大分県」「沖縄県」「鹿児島県」「宮崎県」と続きます(関連記事:『都道府県「ガソリン価格」ランキング…2023年9月19日時点』)。
一方でガソリン代が最も安いのは「岩手県」で1リットル当たり176.5円。「北海道」「徳島県」「山口県」「埼玉県」と続きます。
【9月19日時点・都道府県別「ガソリン代」上位5/下位5】
1位「長崎県」192.0円
2位「大分県」190.5円
3位「沖縄県」188.4円
4位「鹿児島県」187.8円
5位「宮崎県」186.0円
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43位「埼玉県」178.4円
44位「山口県」178.1円
45位「徳島県」177.8円
46位「北海道」177.6円
47位「岩手県」176.5円
出所:資源エネルギー庁が『給油所小売価格調査(ガソリン、軽油、灯油)』9月21日発表より
ガソリン価格の高騰の理由は大きく3つ。まずはガソリンなどの燃料価格の上昇を抑えるために政府が石油元売り各社に支給している補助金を縮小してきたこと。2つ目が産油国が減産に踏み切った影響で、原油価格が再び上昇傾向にあること。3つ目が円安。2022年1月末の時点では、1ドル=114円台だったのが、2023年9月21日時点で1ドル=148円台。原油の輸入価格を押し上げ、結果、ガソリン代が高騰しているのです。