達観した視点でテクニカル分析するプロトレーダー
自分のトレードに没頭してしまう初心者トレーダーに対し、プロトレーダーは常に達観した視点で相場と向き合っています。
客観的に相場を捉えることが長くFXで成果を上げていくコツだと知っているプロトレーダーは、ひとりよがりにトレードしてしまう恐ろしさを熟知しています。自分がトレードしている通貨ペアとは別に、その通貨ペアに関連する通貨チャートを確認することで、自身のトレードがプラストレードに終わる確率を高くしています。ほかの通貨ペアも確認することで、いち早く市場が注目している通貨を発見し、新たな取引や損切りの目安を確認しているのです。
プロトレーダーがいつも相場の最前線に立っているように見えるのは、複数の通貨を確認して相場の流れを理解しながらテクニカル分析を行なっているからです。
「1番買われている通貨はどれか、相場の流れはどこを向いているか」を考えたトレードを
今回は、通貨ペア同士の関連性をより深く考えることの重要性を解説しました。トレードやテクニカル分析の精度を上げることは一見難しいように思えますが、実は普段のトレードで意識することを少しだけ増やすことでグッと上達することがあります。
今回解説した通貨ペアの意識は、FX初心者でもすぐに実施することができます。複数のチャートから「いまどの通貨が1番買われているのか、相場の流れにはどのような方向感があるのか」を考えていきましょう。そのような小さな心掛けが、大勢のトレーダーよりも早く相場の変化に気づくきっかけになります。
デイトレードは情報収集の早さが勝負になる場面が多くあります。いかなる場面でも安定した収益を生み出すプロトレーダーになるためには、日々の小さな努力が必須なのです。
清水 一喜
株式会社ソーシャルインベストメント
執行役員