土地購入時には土地そのものの費用だけでなく、不動産会社への仲介手数料や手付金などの諸費用や不動産取得税をはじめとする税金がかかります。そこで土地購入時に諸費用や税金の詳細を解説するとともに、土地の購入後に支払う費用や予算オーバー時の5つの対策を紹介します。
【土地の購入】諸費用や税金にいくらかかる?「予算オーバー」だったときの対処法も解説 (※写真はイメージです/PIXTA)

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予算オーバーしたときに試したい5つの対策

土地を購入するとき、思わぬ諸費用がかかって予算オーバーになるケースは少なくありません。予算がオーバーしたときは諦めるのではなく、以下5つの対策を検討してみてください。

 

①利便性を重視しない

予算を抑えるためには、利便性を重視しないことがポイントです。基本的に土地の価格は利便性が良いと高く、悪いと安くなる傾向にあります。国土交通省の「不動産取引価格情報」で、東京都内における戸建て住宅の売却価格について調査しても、同じ広さであるにもかかわらず駅から1分~5分圏内での単価を100%とした際に、6分~10分では96.3%、11分~15分では86.7%の下落となるデータがあります。

 

ただし、不動産価格は現在だけでなく将来性も含んで考えることが無難です。将来的に開発が進んで、利便性が向上する可能性があるかどうかも含めて考慮するようにしましょう。また、生活に必要な最低限の利便性は確保しておくことをおすすめします。

 

※参考:国土交通省|不動産取引価格情報検索

 

②土地の大きさや形にこだわりすぎない

土地の大きさや形にこだわりすぎないことも予算を抑えるポイントです。間口や奥行きなど建築に必要な最低限の条件を満たせれば、細かい土地の形や大きさはこだわらないことも大切です。また、将来的な売却メリットがあるかも考慮しておきましょう。

 

さらに、土地の形にこだわりすぎると、建物の配置やデザインに制限が生じる場合があります。柔軟な建築計画が立てられる土地を選ぶようにしてください。

 

③住宅付きの土地を検討する

予算オーバーの場合には、住宅付きの土地を検討してみるのも良いでしょう。土地を購入してから建物を建てる注文住宅よりも住宅付きの建売の方が、価格は安い傾向にあります。注文住宅のメリットは内装や外装、設備、間取りにこだわれる点です。ただし、建築までに設計と工事を経る必要があるため済むまでに時間がかかってしまいます。

 

一方で、建売はすでに建物があるため、ローン審査が通ればすぐに住める点がメリットといえます。構造自体は変更できないため大きな間取り変更や内装・外装変更が難しい点に留意しておきましょう。

 

④住宅にかける費用を節約する

土地に費用をかけた分、住宅にかかる費用を節約するのも予算オーバー時の対処法です。たとえば、低コストで施工してくれる業者を選び、材料や設備をできるだけシンプルなものにすると、住宅にかける費用を抑えられるでしょう。

 

ただし、住宅部分を狭くしたり費用を抑えすぎたりすると生活時のストレスにつながる可能性があるため、バランスを考えて検討してください。

 

⑤他の土地を探す

予算オーバーが気になる場合は、一つの土地にこだわることなく他の土地を探してみるのもおすすめです。立地や広さ、形によっても土地の価格は異なります。

 

また、不動産会社によって持っている情報は異なります。他の土地を探す際には、これまでに相談していた不動産会社だけでなく、違う不動産会社に相談してみることも良いでしょう。

 

土地の購入時は諸費用を含めた予算立てをしましょう

土地の購入にあたっては、土地そのものの価格に加えて仲介手数料や手付金などの諸費用や不動産取得税などの税金が発生します。また、既存の建物を壊して新たに建物を建てる場合は、解体費用をはじめとするその他の費用もかかります。

 

このように、派生費用が大きくなるため、予算は余裕をもって立てることが大切です。ただし、いくら予算を立てていてもオーバーしてしまうこともあるでしょう。

 

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